よくある誤り・中級者編・時制(1)《執筆A.Y.》

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*I lost my key. I can't get into the house.
→I've lost my key. I can't get into the house.

日本語の「カギをなくした」の「〜した」という表現を過去形ととらえてしまった誤りです。

I lost my key.という英文のみをそのまま英語として考えてみると、これは「(過去のある時点で)カギをなくした」という単なる過去の事実を述べているだけで、カギは今もまだ見つかっていないかもしれないし、今は見つかって手もとにあるのかもしれないのです。

つまり、現在の状態については何も言っていないのです。もちろん、前後関係から、「まだ見つかっていない」ということはわかるかもしれませんが、文法的に見ればきわめて不自然です。

この英文で本来言いたいことは、「カギをなくして今手もとにない(から家に入れない)」という「現在の結果」です。

つまり、「過去の行為の結果、現在どういう状態になっているか」ということです。

このように、過去と現在が何らかの点でつながりをもっていることを表わすものが、現在完了形です。

日本語では、過去のことも、現在完了的なことも、両方「〜した」という表現で済ませることができるので、日本語に引きずられないようにするためには、日本語の字面だけにとらわれないで、言いたい内容をつきつめて考えることが必要です。

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"He phoned while you were out."
*"OK. I'm going to phone him back."
→"OK. I'll phone him back."

「will=be going to」という考え方から生じた誤りです。

この二つを使い分けなければならない場合があります。

話しているその場で決めたことを表わすにはwillを使い、前もって決めていたことにはbe going to を使うのです。

上の場面では、「彼から電話があった」ということを聞いて、初めて「彼に電話をかけなおそう」と決めたのであって、相手の話を聞く前に、彼から電話があったことを知っていて、彼に電話をかけなおそうとすでに決めていたわけではありません。

ですから、ここではbe going toではなくてwillを使うのが正しいのです。

次の例と比較してみてください。

"He phoned while you were out."

"Yes, I know. I'm going to phone him back."

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*"Look at those black clouds. It will rain."
→"Look at those black clouds. It's going to rain."

be going toとwillを交換できない場合がもう一つあります。

これから起こるだろうと考えられていることの原因が現在存在する、もう少し正確に言えば、未来の出来事を引き起こそうとしている原因が現在実際に見える場合にはbe going to を使うのです。

このような状況では、willは使いません。

上の例では、空の向こうに黒雲がたれ込めていて、今にも雨が降りそうだという兆候がすでにあるので、be going toを使います。もう一つ例を挙げます。

I feel terrible. I think I'm going to be sick.


「よくある誤り・中級者編・時制(2)」へ続く


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