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基本語の意外な意味・動詞編(2)《執筆A.Y.》

My eyes smarted with tear gas.

動詞のsmartは「(体の部分や傷などが)ずきずき(ちくちく、ひりひり)痛む」という意味で使います。

The cut smarted.は「その切り傷が痛んだ」という意味です。

「催涙ガスで目がちくちくした」

ほかに、「感情を害する」という意味でも使います。

He smarted from her insults.とあれば「彼は彼女に侮辱されて憤慨した」ということです。

He stands 185 centimeters.

ここでのstandは「身長が(高さが)〜である」という意味です。

The Eiffel Tower stands 300m high.のように使います。

「彼は身長が185センチある」

A detective surprised him in the act of breaking into the store.

「彼を驚かせた」ということではありません。

ここでのsurpriseはto find, catch, or attack someone when they are not expecting it, especially when they are doing something they should not be doingという意味です。

surprise the enemyは「敵に奇襲をかける」ということです。

「刑事は彼が店に押し入ろうとしているところを捕らえた」

I will teach you to tell a lie.

「うそのつき方を教える」ということではありません。

teach somebody to doには「〜するとどうなるか人に思い知らせる、人に〜するとひどい目にあうことを教える」という意味があります。

That'll teach you! の形でよく使います。

That'll teach you to use my car without my permission.とあれば「無断で車を使うとどうなるかこれで思い知っただろう」という意味です。

「うそをつくとひどい目にあわせるぞ(承知しないぞ)」

The dog was worrying a slipper.

ここでのworryはもちろん「心配する」ではありません。

worryには「(犬などが)〜をくわえて振り回す」という意味があります。

「犬が片方のスリッパをくわえて振り回していた」

 

単語のさまざまな表情をつかむ上で効果があるのでぜひおすすめしたいことがあります。

それは、ある単語を辞書で引いた際に、そのとき求めていた訳語だけを見つけて終わりにしないで、たくさん並んでいる語義の一番下から逆にさかのぼって読んでみることです。

辞書はしばらく開いたままにしておき、毎回数十秒の時間を割いて、その単語の受け持っている守備範囲を遠くまで見渡してみるのです。

時間にしたらほんのわずかな寄り道で、大きな効果が得られるはずです。

(終)

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