英英辞典に慣れるには(2)《執筆A.Y.》

動詞も見てみましょう。

cook=「料理する」といえるのでしょうか。

prepare food for eating by using heat.

by using heatのところが重要です。

日本語の「料理する」は火を使わない、つまり加熱によらない場合にもいえますが、英語のcookは火を使う(加熱を伴う)場合にのみ用いられるのです。

したがって、cook saladとかcook sandwichesとは言わないわけです。

サラダやサンドイッチなどを作る場合にはmakeやprepareなどを使います。

カタカナ語も確認してみましょう。

上着の「ジャンパー」の元になっている語jumperを英英辞典で引いてみます。

a piece of clothing made of wool that covers the upper part of your body and arms(イギリス英語)

a dress without sleeves usually worn over a shirt(アメリカ英語)

この定義から「ジャンパー」=「jumper」ではないことがわかります。

イギリスでは「セーター」、アメリカでは「ジャンパースカート」のことを指すのです。

日本語の「ジャンパー」にはjacketやwindbreakerが相当します。

次は、カタカナ語の「レジャー」とleisureです。

time when you are not working or studying and can relax and do things you enjoy

これがleisureの定義です。

つまり、英語のleisureには「仕事や勉強を離れた余暇、自由時間」という意味しかありません。

日本語では余暇を利用しての遊びや楽しみ、つまり娯楽のことも「レジャー」といっていますが、英語のleisureにはこの意味はありません。

「遊び」の意味ならばrecreationやamusementを使います。

「レジャーセンター」はa recreation(an amusement) center、「レジャーランド」はa recreation areaといいます。

それから、形容詞localと「ローカル」はどうでしょう。

localを英英辞典で見てみると

connected with a particular place or area, especially the place you live in

となっています。

「ある特定の土地(地方)の、地元の」という意味です。

「国全体から見て地方の」という意味はありますが、都会に対して「いなかの」という意味はありません。

local newsは「その土地の(地元の)ニュース」、a local paperは「地方新聞」ということです。

ちなみに、a local trainは「普通列車、各駅停車の列車」のことです。

このように、日本語と英語のズレ、日本語と英語の一対一対応による思い込みの誤りを発見するのは、英英辞典を引く楽しみの一つといえます。

ですから、英英辞典に慣れるためには、知らない単語の意味を調べるために英英辞典を参照するのではなく、すでに訳語を知っている単語の定義を読んで日本語訳とのズレを確認する作業をしばらく続けてみてください。

(終)

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