わからないところはしばらくほうっておく《執筆A.Y.》

よくわからないところというのは、要するにその時点ではわからないところということです。

どんなにわかろうとしてもよくわからないのだから、無理をしないでほうっておくのが最も自然です。

以前はわからなかったことが、何かふとしたことがきっかけでわかるようになる、ということは誰もが日常的に経験していることです。

今できないこと、わからないことはしばらくほうっておいて先へ進んでみるのが一番です。

前へ進まないで、そこでもがけばもがくほどかえって事態が悪くなるということも往々にしてあります。

冷静に後戻りして、コースを変えて出直せばいいのです。

眼前の事態にばかりこだわりすぎないで、一歩引いて別の視点から見てみましょう。

見方を変えれば、別の姿に見えるはずです。

別の展望も開けてくるでしょう。

そのわからないことがもし重要なことなら、必ず場面を変えて繰り返し出てきます。

時と場所が変わったら、わかるようになることも少なくありません。

繰り返し出会っているうちに馴染んできます。

それでわかればいいのです。

繰り返し出てこないようなものなら、いずれにせよわからなくてもかまわないこと、つまり重要ではないことなのです。

それに対して、わからないところをきちんと、徹底的に、あらゆる手段を尽くして理解しようとするのが精読です。

しかし、精読こそが英語を読む唯一の方法ではありません。

いつでも同じ読み方をするのは間違っています。

(広い意味での)テキストの中に出てくるすべてのものを理解できなくても、全体の意味を正しく把握しなければならない場合もあるのです。

日本人にとって意外に厄介なことは、英語を読む際にテキストに含まれるすべての語句、すべてのセンテンス、そしてすべてのパラグラフが、必ずしも同じ時間と労力をかけるだけの価値があるわけではないというこを知ることです。

何が重要で何が重要でないのかの見きわめは、リーディングだけではなくリスニングでも、英語を効率よく理解するためには不可欠です。

当たり前のことですが、母国語である日本語と違って英語の場合には、一見しただけで本質的なものと重要でないものとを見分けることは容易ではありません。

本質的なものと非本質的なものとを区別して、いかに非本質的なものを切り捨てて重要なものを押さえて読み取りのスピードを上げていくか、これは意識的に取り組んで初めて身につくスキルなのです。

そのためには、少なくとも、わからないことを放置できるようになることが必要です。


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