中級者編・耳よりな文法の話(2)執筆A.Y.》

「何番目?」の英語表現(2)

「ブッシュは何代目の大統領ですか」を英語にしてみると以下のようになります。

4. How many Presidents were there before Bush?

5. What number president of the U.S. is Mr. Bush?

6. Where in the order of American presidents does Bush come?

「あなたはクラスで何番ですか?」は以下の通りです。

7. How do you rank in your class?

8. How do you stand in your class?

9. Where do you stand in your class?

この6つの言い方の共通点は、いずれもズバリ「何代目?」「何番?」と問うのではなく、遠回しにそれに似た内容を尋ねていることです。

4では程度のhow、7, 8では状態のhow、また5, 6, 9ではwhatやwhereを使って大変回りくどい言い方をしています。

数は基数と序数からなり、ご存知のように基数をたずねる疑問詞はhow manyです。

基数をたずねるというのは、one, two, three …と始まる一連の基数の中のどれであるのかわからないときに、「three?five?いくつ?」とたずねるということです。

この問いかけにはhow manyを使って「どの程度多いのか?」という形で基数をたずねる表現をするのです。

それからもうひとつ基数をたずねる表現としてはwhat number(which number)があります。

こちらは「どの程度多いのか?」と間接的に迫っていくのではなく、ズバリ「three?five?どの数?」と一連の基数の中で、どの数なのかを直接たずねる方法です。

したがって、先の5の例文のwhat numberも本来は基数をたずねる言い方であり、決して序数をたずねる疑問形式ではありません。

ただその用法がだんだん拡大され、ここでは疑問形容詞的に用いられながら、この文脈において結果的に序数をたずねているわけです。

次に序数をたずねる方法ですが、序数をたずねるというのは、first, second, third …で始まる一連の序数の中のどれであるのかわからないときに、「second?third?何番目?」と順番を直接たずねるということです。

対話で考えてみると

A: How many? B: Three.

が基数の場合ですが、ちょうどこれと同じように、

A:(疑問詞)? B: Third.

という応答が成り立つような疑問詞があるのかどうかというと、残念ながらこのような問いかけの語は英語にはないのです。

つまり、基数表現とその基数をたずねる疑問詞がある一方で、序数表現そのものはあるにもかかわらずその序数をたずねる疑問詞がない、ということです。

先の例文にあるような、大変回りくどい言い方をしなければならないのは、この序数をたずねる疑問詞がないからなのです。

howやwhat, whereなどの疑問詞で、その内容を代用せざるをえないのです。

(終)

英会話学校/英会話スクール 英語学校/教室 東京新宿

<特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし>

記事は当サイト独自のものでNCCとは関係ありません