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基本語の意外な意味・形容詞編(1)《執筆A.Y.》

上級者の方でもうっかり足をすくわれてしまうのは、難解な語よりも、一見易しい語です。

基本的な語ほど、受け持っている守備範囲が広く、実にさまざまな顔、しかも思いがけない顔をもっているからです。

ここでは形容詞を取り上げます。

クイズ感覚で、解説を読む前に、意味を考えてみてください。

It took the best part of a day to write this essay.

ここでのthe best part ofは「〜の最もよい部分」ではなく、「〜の大半、〜の大部分」ということです。

「この感想文を書くのにほとんど一日かかった」

a broad Scottish accent

ここでのbroadは「(ことばが)なまりの強い」という意味。

「強いスコットランドなまり」

Skiing leaves me cold.

「スキーをすると寒くなる」ということではありません。

leave somebody coldで「人に感銘を与えない、人の興味をそそらない」という意味です。

「スキーには何の興味もない」

He has a comfortable income.

「快適な収入」ではありません。

comfortableには「(収入などが)十分な」という意味があります。

「彼には十分な収入があります」

The suspect is fair.

He is fair to people he dislikes.のfairは「公平な」ということですが、fairには「(皮膚が)色白の、(髪が)金髪の」という意味があります。

「容疑者は色白で金髪である」

He for class president? (A) fat chance!

fatには「多額(高額)の、実入りがいい、もうかる」という意味があります。

pay a fat priceは「報酬をはずむ」、a fat jobは「もうかる仕事」ということです。

(a) fat chanceのfatも「たくさんの」という意味なので「見込み十分」ということですが、反語的に「見込み薄」という意味で使われます。

「彼がクラス委員長だって?見込み薄だね!」

a foreign body in the eye

目の中の外国のもの」では意味不明です(ここでのbodyは「物体」)。

foreignには「異質の、外から入ってきた」という意味があります。

「目の中の異物(ごみ)」


「基本語の意外な意味・形容詞編(2)」へ続く


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