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ライティング学習法・初心者編《執筆A.Y.》

構文と発想の転換

まず、文の「器」、つまり内容を盛り込む型=構文を身につけなければなりません。

忘れてはならないことは、絶対に、自分で構文を発明してはいけないということです。

既成の型=構文を生かして、中の語句を入れ替えることで文を作っていくという意識を持ってください。

そうすれば、構造的に正しい文、構造のしっかりした文を書くことができるようになります。

まずは、構文集を利用して構文をストックしていきましょう。

もう一つ、同じ内容を表わすのに日本語と英語の文の構造がまったく違うことがあります。

日本語と英語の間での発想の転換が必要になってくるのですが、そうしたものの代表的なパターンに十分慣れておかなければなりません。

いくつか例をあげます。

いわゆる「無生物主語構文」と呼ばれているものがあります。

普通の日本語から英語の発想に合わせた日本語への変換を行ってから英文を作ってみましょう。

この薬を飲めば楽になるでしょう。→この薬があなたをよりよい気分にさせてくれるでしょう。
This medicine will make you feel better.

この人形を見ると娘を思い出す。→この人形は私に娘を思い出させる。
This doll reminds me of my daughter.

次に、日英間での発想の転換が必要なものに感情表現があります。

英語では感情を表わす動詞のほとんどが「人を〜な気持ちにさせる」という他動詞であることが、主語の立て方に影響を与えてくるのです。

そのニュースはショックだった。→そのニュースはぼくにショックを与えた。
The news shocked me.

そのニュースはショックだった。→ぼくはそのニュースにショックを与えられた。
I was shocked by the news.

そのニュースはショックだった。→そのニュースはぼくにとってショッキングだった。
The news was shocking to me.

それから、日英間で時として大きく違うのが「主語と述語」のとらえ方です。

例えば英語では否定語を主語にすることがよくありますが、日本語では考えられません。

だれもこの事実を知らない。→いない人がこの事実を知っている。
Nobody/No one knows this fact.

ワインよりビール、という人が多い。→多くの人がワインよりビールを好む。
Many people prefer beer to wine.

英語の重要な論理に「因果関係」(原因→結果)があります。

この論理自体は決して難しいものではありませんが、因果関係の表現をよく意識して練習しておかないと、自信を持って使えるようにはなりません。

台風でひどい被害が出た。
→台風(原因)+cause+ひどい被害(結果)
The typhoon caused great damage.

彼の行動のためにずいぶん面倒が起きた。
→彼の行動(原因)+bring about+ずいぶんな面倒(結果)
His behavior brought about a lot of trouble.


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