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自己添削できる力執筆A.Y.》

英語力がある程度ついてくると、自分で自分の書いた英語を添削できるようになります。

自己添削ができるということは、どんな英語が自然なのかを見きわめる感覚が自分の中に育ってきているということです。

では、どうすれば自己添削できる力を身につけることができるのでしょうか。

まず、正しい自然な英語とは何かを考えてみると、正しいとされる英語の使い方というのは、結局のところ、英語を母国語とする大多数の人々がそういう使い方をしている、ということを基準にせざるをえないのでなないでしょうか。

そして、英語のみならずどんな言語においても、何が正しい自然な使い方であるかという基準は、その言語を母国語とする個々人が好き勝手に変えられるものでないことは言うまでもありません。

ですから、どんな言語のネイティブスピーカーにせよ、子供時代にはまちがった言葉遣いを直されながらその言語を習得していくわけですし、大人になってからも、母国語における表現能力を磨いていくものなのです。

ネイティブでも子供は英語をまちがえるし、大人でも時々まちがえます。

ネイティブですらまちがいを直されながら英語を習得し、また英語の表現能力は一生鍛えていくべきものであるといえるでしょう。

しかし、英語をまちがえると言っても、子供と大人の間には本質的な違いがあります。

子どもは自分でまちがえたことに気づかないことが多いのですが、大人はまちがえてしまったあとで、そのまちがいに自分で気づくことができるはずです。

言い換えれば、大人は自己添削が可能だということです。

そして、この自己添削できる力は、英語を母国語としない英語学習者でも身につけることができるのです。

自己添削を可能にする英語感覚を養うためには、やはりすぐれた英文にたくさん触れること、特に読むことが不可欠です。

そうすることによって、日本人が苦手だとされる冠詞、名詞の単数・複数、前置詞の使い方も少しずつ見えてきます。

日本人学習者の中には、これらの品詞は、たとえどんなに勉強してもネイティブに聞かなければわからないのではないか、と考えている人が多いようです。

しかし、そのネイティブも、子供のころから英語の使い方でいろいろなまちがいを犯し、あるときは親に話し方を直され、あるときは学校の先生に作文を添削され、あるいは大人の話し方を聞き、本を読みながら、徐々に正しい英語の規則を身につけたのです。

ポイントは、正しい自然な英語にいかに大量に触れるかどうかです。

英語を母国語としない英語学習者であっても、正しい自然な英語にたくさん触れれば、同じ感覚を身につけることは決して不可能ではありません。

自分で自分のまちがいが直せるということは、書き言葉に限ったことではありません。

話し言葉においても、自分がまちがった使い方をしたときには、それが瞬間的にわかる感覚を養っておく必要があります。

例えば、日本語に引きずられて、正しい英語が出ないで不自然なことを言ってしまったとき、それに気づくか気づかないかでは、同じまちがえるのでも大きな差があります。

まちがった言い方をしてしまったあとで、「何かおかしかったな」と感じるかどうかが、自分の英語を絶えず改善していけるかどうかの分かれ目になってくるのです。


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