語感を養うには《執筆A.Y.》

語感には、形の違いがもたらす意味の違いを認識する力も含まれますが、そういう力を養うにはどのようにすればいいのでしょうか。

単語や表現を単独で提示されて、「この単語は意味が強い」とか「この単語にはこういう意味合いが含まれている」あるいは「この表現はていねいだ」といった説明を受けるよりも、似たような項目を対比して説明されるほうが効果的なことは言うまでもありません。

実際、辞書や参考書の多くでも、対立例によって意味の違いを説明しています。

しかし、そういう説明を読んでわかったような気になるかもしれませんが、それは与えられた知識の頭での理解であって、納得ずくの体得でないように思われます。

体得のためには、対立のもたらす意味の違いを文脈の中でとらえること、言い換えれば、文脈に意味の違いを語らせることが必要です。

それには、やはり読書を通してたくさんの用例にふれ、ピンときた用例を収集していくのが一番です。

その際行う作業は一種の仮説検証といえるでしょう。

意味の違いを自分で推測し、辞書などによって推測が正しいかを確認するのです。

対立例を利用して語感を養うという視点をもって、用例の収集に励んでください。

それでは、人気作家John Grishamの小説から収集した用例をいくつか紹介します。

"What do we do?"

"I don't know, babe. But we gotta do it quick, and we can't make mistakes."

"I'm scared."

"I'm terrified."

scaredとterrifiedの意味の強さの違いがわかります。

I talked to his fifth grade teacher yesterday, and he makes all A's except for math. He's very bright, besides being street smart.

brightとsmartのもつ意味合いの違いがわかります。

"Poor kid. I should've run those marshals off," Telda said.

"I would have. They got no right coming on this floor."

should have p.p.「追い払えばよかった」とwould have p.p.「自分なら追い払っていただろう」という、二つの文法形式の意味の違いがわかります。

"So I can't see him?" Adam asked, almost with a trace of relief.

"You're not supposed to …"

can'tとbe not supposed toのていねい度の違いがわかります。

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