人生相談で英語を学ぶ《執筆A.Y.》

アメリカの人生相談は、その社会への浸透度と影響力において、日本の新聞などに載っている人生相談の比ではありません。

アメリカ人の多くの人が毎朝、新聞を開いて読むのが、cartoonと呼ばれる時事風刺漫画に星占い、そして人生相談です。

朝起きて人生相談を読むことは日課になっているといってもいいでしょう。

朝読んだ相談内容やその回答について、主人公が家族や職場の同僚と話し合っている、そんな映画やテレビの場面を思い出す方もいるのではないでしょうか。

また、日本の人生相談はどちらかといえば新聞の片隅に控えめに掲載されていますが、アメリカの人生相談は違います。

国内の新聞だけではなく、広く海外のメディアにも掲載されていますから、いろいろな国に読者がおり、一つの産業としても成り立っているといってもいいでしょう。

この人生相談には、生活に密着した生の英語が山ほど出てくるのです。

ネイティブが普段使っているごく自然な表現を身につけるのに、人生相談の英語は最適な教材といえるでしょう。

アメリカの人生相談にもいろいろありますが、有名なのはANN LANDERSとDEAR ABBYです。

実は、この二つの人生相談は、双子の姉妹がそれぞれ回答をしています。

ANN LANDERSもDEAR ABBYも、現在インターネット上で見ることができます。

Classic Ann Landers

Dear Abby

歴史的には、19世紀半ばのロンドンにおいて、人の悩みに回答するという行為が新聞のような公の場に登場しました。

これはlovelorn columnと呼ばれるもので恋の悩みを扱うものだったそうです。

アメリカでは19世紀の末に、ある地方紙がこの種の恋の相談を扱い始め、1920代頃には全国的な読者を獲得したコラムが登場し、その後掲載紙および読者を増やしていきました。

1950年代ごろには、悩みが恋だけではなく多様化したため、lovelorn columnという名称はadvice columnと呼ばれるようになりました。

TIMEやNewsweekなどの雑誌の英語は、日常生活の話題を語る場合には生硬過ぎて不自然になってしまうことも少なくありません。

そこで、会話で使える自然な表現を身につけるには、この人生相談の英語が大いに役立ちます。

人生相談にはさまざまな話題が出てきますから読んでいて飽きることはありません。

アメリカ人のように、朝起きて人生相談を読む習慣をつけてみてはいかがですか。

人生相談を継続して読んでいくことで、英語だけでなくアメリカ人のものの考え方や文化も学ぶことができます。


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