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お薦め教材・初心者編・ライティング執筆A.Y.》

「英語で書いてみよう/\819 岩波ジュニア新書 大津幸一著 岩波書店」

英語を身につけるには、日常生活の中でおりにふれて「これは英語で何と言うのだろう」と考えて、それを英語になおす作業をしてみること。

そう考える著者が、その実践の手引書として書いたものがこの本です。

初心者のための英作文のやさしい入門書になっています。

本書の構成は、「私」という人物が修学旅行に出かけるという状況を設定し、その先々で見たり聞いたり感じたりするであろうことをまず日本語で記し、次にそれを英語でどう表現するか、というようになっています。

いくつかの例題があり、その英語訳と英語になおすときの考え方の解説が入ります。

そして章の最後に、文法の解説と練習問題があり、ヒントと答えがついています。

手引書のために著者が工夫していることがいくつかあります。

1つは、何について書くかという点に関するものです。

このことを誰かに英語で伝えたいというのが、英作文の出発点です。

つまり、英作文とは自分自身を英語で表現することなのです。

修学旅行の体験をそのつど英語で表現してみるという仕掛けは、英作文のテーマは自分で決めるという、ごく当たり前のことを再確認させてくれます。

2つめは、文法項目の配列に関するものです。

例題は修学旅行でのその時々の体験をもとにしながら、章ごとに特定の文法項目が浮かび上がるように選ばれています。

その配列は、やさしく単純なことから難しく複雑なことへ、という順序になっているので、文法力に自信がない人でも無理なく読み進めることができます。

3つめは、説明の仕方に関するものです。

日本語をどう英語に直すのかということについての解説では、多くの場合に、日本語を英語の語順にそった日本語にまず言い換えてみるという方法をとっています。

例えば「鐘が鳴っているのが聞こえる」という日本語は、「私には聞こえる→鐘が→(どうしている?)→鳴っている」というようになおしてみるのです。

また、文法用語の説明がとてもわかりやすいので、本書を文法の勉強のために利用することもできます。

書く英語の重要性が高まっている今、これからライティングを独学で始めたい人に、最初の1冊としておすすめしたい本です。


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