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ライティング学習法・上級者編(1)執筆A.Y.》

論文を書く(1)

読む、書く、聞く、話す、この4つの中で、「書く」が最も難しいのではないでしょうか。

手紙や日記ならいいけれど、エッセイや論文までくるとどう書いたらいいのかわからない、という人も多いようです。

そして、独学ではどうにもならないのがこの「書く」なのです。

個人的な手紙や日記などは、話し言葉と同じか、その延長線上にあります。

だから、思うままに、話すように書けばいいし、自分であとからスペリングや文法をチェックすることもできます。

フォーマルな手紙も、少し難しくはなりますが、自分ひとりでは決して書けないものではありません。

「英文手紙の書き方」に類した本は何冊も出ていますし、ビジネス・レターの場合にも、「ビジネス・レターの書き方」の本を参考にすればいいでしょう。

また、文章の種類に関係なく、ライティングの効果的な勉強法のひとつは、たくさん英語を読んでこれはと思う表現に出会ったら、それを採集して実際に使ってみることですが、そういう点では、スピーキングの勉強に似ています。

では、「書く」という作業の中で何が独学ではできないかというと、エッセイやリポート、論文、つまりペーパーを書くことです。

これには、ネイティブスピーカーの指導者がどうしても必要です。

ただし、指導者に内容をわかってもらえるレベルまでは、独学で力をつけなければなりません。

そして、そのレベルに達するのは、私たち日本人が意識している以上に、非常に難しいのです。

日本人が書いたペーパーに対する、ネイティブたちの評価を紹介します。

「注意深く書いたとはとても思えない」「準備不足」「いい加減に書いたという印象を与える」もちろん、日本人の書き手はいい加減に書いたわけではないし、おそらく準備も周到にしたはずです。

もう少し彼らの声に耳を傾けてみると「文章のつなぎ方が散漫で恣意的に過ぎる」「文法を問題にしているのではない。論理的構成がなっていない」そうです。

ここで問題になっているのは論理的構成です。

論理的構成とは何か。

まずアイディアをグループ分けすること、そして、それらを論理的順序に従って並べること、それが英語における論理的構成なのです。

自然に、ありのままに、書きたいように書く日本式の書き方とはまったく異なります。

そして、アイディアだけではなく、すべての事物をグループ分け、つまり分類することが出発点になります。


「ライティング学習法・上級者編(2)」へ続く


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