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スピーキング学習法・中級者編(2)執筆A.Y.

見出し英語を学ぶ

英字新聞や英文雑誌から、自分が必要とする情報を素早く手に入れようと思ったら、見出しの拾い読みは欠かせません。

つまり、速読のためには、見出しの英語を通りすぎることはできません。

見出しの英語は、簡潔で、とても切れ味のいい英語です。

ところが、意外なことに、この見出しがわからないという人は多いのです。

その理由は、見出しの英語は最も英語らしい英語表現になっているからでしょう。

逆に言えば、私たちノンネイティブには、最もなじみにくいものだといえます。

しかしそれは、見出しの英語を学ぶことによって、最も英語的な表現を身につけることができるということです。

そのためには、見出しの英語が理解できなければなりませんが、見出しの英語の意味がわからないときには、もちろん、辞書を引くというのも1つの方法ですが、見出しに使われている単語や表現を英和辞典で調べて意味を考えても、見出しの英語はピンとこないことが多いのです。

それではどうしたらいいのでしょうか。

当然、見出しと本文の内容は論理的な結びつきがあります。

だから、本文を読んでその内容を理解してから、見出しの英語の意味をはっきりさせればいいのです。

「見出しが1つの言葉であるとすれば、それにまつわる記事は、その言葉の説明であると考えることができる。

つまり、見出しとその記事は、ある意味では英英辞典と考えることができる。

わからない見出しを知らない単語と考え、記事を単語の説明だと考えれば、タイムやニューズウィークの見出しや記事を読むことは、英英辞典を使っているのと似ているではないか」という、松本道弘氏のことばは言い得て妙です。

本文の内容をもとにしてつかんだ見出し英語の意味は、決して英和辞典の訳語ではわからない、ネイティブの語感が含まれていますから、大切にしてください。

これを積み重ねていけば、自分の英語の語感が飛躍的に伸びることが実感できるはずです。

また、凝縮された、切れ味のいい英語のお手本としておすすめしたいのが、広告の英語です。

タイムやニューズウィークをはじめ雑誌の主な収入源は企業広告です。

1ページの広告に企業の側も莫大な金を払いますから、広告代理店のコピーライターもクライアントのために真剣にならざるをえません。

その結果生まれてくるのが広告英語なのです。

使われている単語の1つ1つが何十万円もするのです。

広告英語にも英語らしい英語がよく用いられています。

短くてインパクトのある英語が使われ、英文は簡単でリズムがあります。

しかも、論理の筋が背骨のように通っています。

広告の英語を繰り返し音読して、そのリズムとロジックを自分の音声を通じて、体に覚えこませてください。


「スピーキング学習法・中級者編(3)」へ続く


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