英語・英会話が上達しない人(1)執筆A.Y.

授業に続けて出てこない人

あるネイティブ教師の話。

「新しいクラスが始まって一ヶ月もすると落ちこぼれる人が出始めるんだ。社会人の場合、まず、時間通りにクラスに現れなくなって、そのうち「仕事が忙しいので」という理由で休み始めるのがお決まりのコースだよ」

一度欠席すると、次の授業に行きづらくなります。

自分が欠席した日も、授業は行われているので、出席していた人よりも当然出来が悪く、それで嫌気がさして、また休むという悪循環が起こります。

英語に限らず外国語を習得するということは、言ってみれば外国語の神経回路を作ることです。

そのためには、同一の刺激を神経細胞に、繰り返しあたえてやらなければなりません。

刺激を与える回数が少なければ、記憶は定着しません。

外国語の習得はかなりの努力を必要とするのです。

授業には、毎回必ず出るようにしてください。

「外国語の上達の度合いは、勤勉度のバロメーターである」といっても過言ではありません。

素直でない人

英会話に関しては、素直であることが上達への一番の早道といえそうです。

英会話の授業では多くの場合、「リッスン&リピート」(自分の耳に聞こえたとおりに、ネイティブ教師の音をまねて繰り返す)が行われますが、ネイティブ教師によれば「日本人は余計なことを考えすぎる」というのです。

以下は、あるネイティブ教師の話です。

辞書の発音記号ではこうなっているとか、舌の形をどうするなんてことは言語学者がやればいいことで、どちらかといえば要らない知識だと常々彼は言っているのですが、その彼のクラスに、普段からネイティブにとって面倒くさい文法的な用法の違いとか、アメリカ人の発音とイギリス人の発音はこう違うのではないのか、などといって質問をしてくるマニアックなおじさんがいました。

この人は発音に関しては音声学か何かの本を読んで知識を仕入れているらしく、ネイティブである彼の口元を穴のあくほどじっと観察していたそうです。

ある日、このおじさんが手をあげて質問。

「先生は「ウ」を発音するときには唇を前に出していないようですが、本当はもっと口を尖らせるように発音しなくてはいけないのではないでしょうか」不意を突かれたこともあって、彼は動揺しました。それまで「ウ」の発音なんて気にも留めずにいたからです。

それ以来、彼は「ウ」の発音をするときには変なプレッシャーを感じるようになってしまい、しばらくは意識的に口を前に突き出すように「ウ」を発音していたそうです。

「口の形も大切だけど、そんなことは大きな問題じゃない。自分が発音したとおりにリピートしてくれれば、会話が上手になれるのに。これまでアメリカで「ウ」の発音がおかしいなんて言われたことはないし、まさか日本人からそんなことを指摘されるなんて夢にも思わなかったよ」と苦笑していました。

このおじさんがコースを終えるまで、彼のぎこちない「ウ」の発音は続いたそうです。

英会話教師の仕事はことばという生き物を教えることですから、辞書や本から仕込んだ知識を振りかざして質問してくる生徒に閉口するネイティブ教師のエピソードには事欠きません。

それはともかく、教師の言うことによく耳を傾ける素直さが英会話の上達には欠かせないということを忘れないでください。


「英語・英会話が上達しない人(2)」へ続く

英会話学校/英会話スクール 英語学校/教室 東京新宿

<特訓!入門〜通訳まで、成果公約。親身の熱誠指導に一切の妥協なし>

記事は当サイト独自のものでNCCとは関係ありません