英語英会話情報ランド


スピーキング学習法・中級者編(1)執筆A.Y.

文法的センスを養う

「いちいち文法を考えるから、日本人は会話ができない」とよく言われますが、まだまだ文法の勉強が不十分というのが実情です。

知識が足りないのではありません。

訓練が足りないのです。

文法の勉強とは、頭の中に文法の規則の神経回路を作り上げることです。

そのためには、文法の規則を考えながら、英語を話すようにすること、つまり、理解した文法の規則を、実際に使ってみることです。

そうすることで、文法規則の神経回路が出来上がり、やがて、いちいち考えなくても、その文法規則を適用した英文が自然と口から出てくるようになります。

こうなって初めて、文法規則を勉強したと言えるのです。

文法と会話は一緒に学ぶものです。

切り離してはいけません。

日本の学校ではよく、まず文法、それから会話という順序で英語を教えますが、外国の語学学校では、文法の知識がまったくない学生に、最初の授業から会話をやらせるそうです。

外国で外国語を習うとなると、文法を全部、習っていなくても、会話の勉強が始まるのです。

習った文法規則は、会話で使ってみることで、一つ一つ確実にものにしていくのです。

手近にあるありふれたものでかまいませんから、文法書や構文集を用意してください。

解説を読んで理解し、例文も意味がわかったら、例文そのものを繰り返し音読して体に覚えこませてください。

文法や構文を知識として頭で理解するのは、それほど時間をかけずにできるはずですし、時間をかけてはいけません。

時間は理解したものを身につけるために使うのです。

例文の音読を徹底的に行ってください。

結果的に、英文法や構文のほぼ全項目の例文を身につけることが目標です。

身につけた例文を応用して実際に使っていくことになりますが、その際当然、ことばの入れ替えという問題が出てきます。

そして、あることばをほかのことばに置き換えるには類推力が必要です。

この類推力は、英語を思いのままに使いこなすには欠かせないものです。

そうでなければ、考えられるすべての表現を前もって覚えていなければならないことになりますが、それは不可能です。

だから問題は、その類推が許容されるかどうかということです。

文法書や構文集の説明とその少しの例文だけを頼りに類推するのは大変危険です。

許容範囲を外れた誤った類推になることが多いのです。

正しい類推をするためには、たくさん英語を読んで聞いて、実際の用例に触れなければなりません。

ただし、漫然と多読・多聴しても効果はないので、いってみれば「文法的関心」をもって実際の英語にたくさん触れるようにしてください。

そして、例えば、この文法形式はこういう状況で使えるんだとか、この構文はこういう概念を表わせるのか、などと感心するような実例あれば、カードを作って整理しておくのがいいでしょう。

どんなものを多読・多聴したらいいのかということですが、今の自分のレベルで簡単に内容が理解できるものがいいでしょう。

内容の理解で精一杯ということになると、文法的関心も失せてしまいがちだからです。

たくさんの実例を通していろいろな文法形式や構文に触れ続けていくと、その文法形式や構文に対して、ある種の感覚が養われていきます。

そうやって身についた感覚が、正しい類推力を支えてくれるのです。

いよいよ、応用力を働かせて、実際の場でいろいろな文法形式や構文を使ってみて、自分の文法・構文感覚を磨いてください。

ただし、すべての文法形式や構文をマスターしてしまったあとで、実際に会話で使ってみるというわけではありません。

身についたものから、どんどん実地に使っていくようにしましょう。

その際、注意深く、でも臆病になりすぎない、という態度で臨むことが大切です。


「スピーキング学習法・中級者編(2)」へ続く


英語・英会話の情報ランド

英会話学校/英会話スクール 英語学校/教室 東京新宿

特訓!入門〜通訳まで。正規授業外でも親身の熱誠指導に一切の妥協なし

記事は当サイト独自のものでNCCとは関係ありません

<ページ番号検索>
0051 0052 0053 0054 0055 0056 0057 0058 0059 0060 0061 0062 0063 0064 0065 0066 0067 0068 0069 0070 0071 0072 0073 0074 0075 0076 0077 0078 0079 0080 0081 0082 0083 0084 0085 0086 0087 0088 0089 0090 0091 0092 0093 0094 0095 0096 0097 0098 0099 0100