リーディング学習法・中級者編(3)執筆A.Y.》

パラグラフ・リーディング

パラグラフは、いくつかの文、つまりセンテンスがひとつにまとまったもので、日本語で段落と呼ばれる場合がありますが、日本語の段落とは違って、英語のパラグラフは、非常に明確な構造をもっています。

まず、1つのパラグラフには1つの「メインアイディア」(主題)があります。

そのメインアイディアを1文で表わしたものが「トピックセンテンス」になります。

トピックセンテンスは、トピック(話題)とコメント(その話題についての筆者の意見)から成り立っています。

この「1パラグラフ=1メインアイディア=1トピックセンテンス」が非常に重要です。

だから、パラグラフの全体像をつかむためには、トピックセンテンスを見つけて「このパラグラフは何について書かれているのか」「それについて筆者は何を言いたいのか」がわかればいいということになります。

それでは、トピックセンテンスは、パラグラフの中で普通どこにあるのでしょうか。

トピックセンテンスが存在する位置は、パラグラフの冒頭、末尾、中ほどの3箇所ありますが、頭にくることが一番多いということがわかっています。

したがって、全体にさっと目を通して大意を捉えるには、各パラグラフの最初のセンテンスと、念のために最後のセンテンスを注意して読めばよいということになります。

極端な場合には、概略を知るためだけならば、必ずしもパラグラフのすべてセンテンスに目を通さないで、最初のセンテンスに目を向けるだけでよいのです。

次に、トピックセンテンス以外のセンテンスの役割は何かというと、トピックセンテンスをサポート(補足説明)することです。

このトピックセンテンスをサポートするセンテンスの集合体は「ディテイルズ」といわれています。

このディテイルズの部分の展開の仕方によって、パラグラフの展開パターンが決まってくるのです。

典型的なパラグラフの展開例を知ることは効果的なリーディングにつながります。

展開パターンの主なものは、時間的順序、空間配列、比較・対照、原因・結果、例示、列挙、分類などです。

展開の仕方を迅速かつ正確につかむのに手がかりになる語句は、「シグナルワード」と呼ばれています。

以下に、シグナルワードをいくつか挙げます。

比較 likewise, similarly, in the same way

対照 on the other hand, by contrast

原因 because, since, for this reason, because of this

結果 so, therefore, thus, consequently, as a result

列挙 first, second, next, finally, last

例示 for example, for instance

このような手がかりを利用することによって、パラグラフの展開がより明確になり、理解が促進されます。

以上まとめると、トピックセンテンスを見つけてメインアイディアをつかみ、パラグラフの全体像を把握する、さらに、シグナルワードを手がかりにしてパラグラフの展開を知り、ディテイルズの情報を整理する、これがパラグラフ・リーディングということになります。

つまり、パラグラフ・リーディングとは、「木を見て森を見ず」にならないためのリーディングであり、「木も森も見る」リーディングなのです。


「リーディング学習法・中級者編(4)」へ続く

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