英英辞典を活用する(2)執筆A.Y.

2冊目ならば(1) COBUILD

上記の辞書に加えて2冊目の英英辞典となれば、少し個性の強いものを選びましょう。

Collins COBUILD English Dictionary

COBUILDの特徴は、第1に大規模コーパスの徹底的な利用、第2に「文定義」の採用です。

用例の選択については、前述のように、コーパスの用例を極力改変しないで採用する方針なので、頻度の低い難解な語句を含む用例が見られる場合があります。

定義には2,000語の統制定義語彙を用いているため、定義と用例のギャップには多少違和感を覚えるかもしれません。

COBUILDの文定義はとてもよく練られているように思われます。

たとえば、文定義を用いることにより、定義の中で動詞型や語彙連結(コロケーション)を表示できるのですが、COUBILDはこの利点を最大限に利用しています。

次はlion's share という名詞句の文定義です。

If a person, group, or project gets the lion's share of something, they get the largest part of it …

この文定義から、get the lion's share of という連結を知ることができます。

このように、多少難解な用例はありますが、その文定義の先進性とわかりやすさ、そして現代的で豊富な用例ということを考えると、ぜひ2 冊目として手元に置いていただきたい辞書です。

縮小版Collins COBUILD Essential Dictionary

2冊目ならば(2) CIDE

2冊目としてお薦めできるもう1つの辞書はCambridge International Dictionary of Englishです。

最大の特徴は、「1語1定義」方針と呼ばれるもので、語義が異なれば別見出しとし、同じ単語であっても別の語彙項目であるかのように扱っている点です。

よって、それがgo のような基本語であっても、語義によって別見出しになっており、単独で 24 回、さらにgo about以下、41個の句動詞が別見出しとして続いています。

また、用例も多数収録しており、頻度が低い単語に対しても、ほかの辞書よりも多く用例を掲載しています。

このように、COBUILDと並んで、あるいはそれ以上に用例を多数掲載し、「用例に語らしめる」方針が徹底しています。

よって、ほかの辞書では語感がつかみにくい場合も、CIDEによって、ぴたりとくる用例が見つかることも多いです。

以上、英英辞典の最初の1冊としては、癖の少ないOALDかLDOCEのいずれかを選び、2冊目としてCOBUILDかCIDEのいずれかを加えることで、多様な使い方ができると思います。

なお、OALD/LDOCE/COBUILDについては、小型版Oxford Wordpower Dictionary / Longman Active Study Dictionary of English / Collins COBUILD Essential Dictionaryでも十分役に立ちます。


「英英辞典を活用する(3)」へ続く

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