英英辞典を活用する(3)執筆A.Y.

学習用英英辞典の活用法について触れていきたいと思います。

最初に、英英辞典の定義を同義語表現として活用する方法があります。

たとえば、hazardousという形容詞をOALDで調べてみると、その定義にはdangerous, riskyとあるので、定義そのものが同義語として機能していることがわかります。

それから、maimという動詞をLDOCEでみてみると、次の説明的な定義があります。

to wound or injure someone very seriously and often permanently

さらに同義語を求める場合、ネイティブ用英英辞典をチェックしてみるのも面白いです

to disable, mutilate, or cripple (American Heritage Dictionaryのpaperback edition)

これによってdisable / mutilate / crippleが簡単に手に入ります。

学習用に比べて、ネイティブ向け辞書は説明ではなく、同義語の羅列が見られる場合も多いのですが、これを逆手にとって同義語収集に役立てることができます。

次に、文定義の中から見出し語の語彙連結を取り出すことができます。

たとえば、次の例からはcapableの形容詞型が取り出せます。

If a person or thing is capable of doing something, they have the ability, capacity, or potential to do it. (COBUILD)

ここではbe capable of doing somethingという形容詞型が取り出せます。

そのパラフレーズ(同義語表現)の方は、have the ability, capacity, or potential to do itのように to 不定詞が使われていることにも注意を向けておきます。

次は動詞の例。

If you arrange with someone to do something, you make plans with them to do it.

ここではarrange with someone to do somethingを動詞型として取り出すことができます。

こうした作業は、単に英文のインプットではなく、そこで得た表現を使ってアウトプットするための下準備にもなります。

英英辞典は英語での表現力を増す効果があるとよく言われます。

特に基本語彙を使った最近の学習英英辞典は難しいことをいかに易しく表現できるかという格好の見本です。

しかし、ことばの定義の仕方を理解し実際に定義を作る練習をしないとなかなか身につきません。

そこで、文定義を用いた口頭またはライティングの練習がおすすめです。

まず、COBUILD式の文定義の型は「If/When 文1, 文2.」で、文1は定義される表現を含む部分で、文2 がその表現を定義する部分です。

たとえば、catch onという句動詞を OALDで調べてみると、次のような従来型で定義が示されています。

(of something) become popular

これを文定義の型に組み込んで、When something catches on, it becomes popular.というように練習するわけです。

ほかにも、英英辞典の有意義な活用の仕方はあります。機会があれば、また紹介します。

(終)

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