リスニング学習法・初心者編(1)執筆A.Y.

用意するものは、英語で書かれた物語とその音声。

ごく短い、筋のあるストーリーを選んでください。

中学校や高校のリーダーの教科書でも、筋があるものならいいでしょう。

NHKラジオ講座の「基礎英語」もおすすめです。

その物語がどんな筋なのか、わからないように、テキストは読まないでおきます。

一度スタートしたら、物語が終わるまでそのままにすること。

わからなくても、止めたりせず、ともかく終わりまで流して聞きます。

何の話なのか、題をつけるとしたら何になるか、考えながら聞いてください。

途中で音声を止めてはいけないということは、音が次から次へと流れ出してくるということです。

しかも、その音は英語です。

これをいちいち日本語に訳そうとすると、いろいろ考えているうちに、音のほうはどんどん先へ行ってしまうことになります。

できるだけ日本語訳をせずに、英語は英語のままで聞いてください。

それが理想ですが、どうしても日本語に訳したい人は、しばらくはそのままでもいいでしょう。

日本語でしか聞けない人は、ともかく最後まで音声を聞いたら、日本語で内容を記してください。

内容を記す」といっても、とても内容まではいかず、いくつかの単語だけかもしれません。

それでもいいから、それらの単語を日本語で書いてみます。

このとき、単語をパラパラと書くようにしてください。

なぜパラパラかというと、音声を何回も繰り返し聞いて、次々にその空白の部分を埋め、やがてひとつの物語に仕上げることが目的だからです。

ただ、英語の物語を日本語で聞いている人も、近い将来には英語は英語で聞くようにしていかなければなりません。

そのためにはどうしたらいいのかを常に考えておいてください。

英語を英語で聞くことにまったく慣れていなくて、それでも試してみたいという人は、どうしたらいいかというと、まず、出てきた単語をそのままつかまえてください。

たとえば、girlなら、「女の子」にしないで、英語の単語のまま頭に放り込むのです。

聞いたいくつかの文のうち、4つの単語しかわからなかったとしても、最初はそれでいいでしょう。

ただ、単語をつかまえると同時に、そのイメージをパッと描く練習をしてください。

たとえば、walkと耳にしたら、人が歩いているイメージを頭の中にパッと描くのです。

日本語に訳したのと同じように思われるかもしれませんが、これは違います。

「歩く」という日本語ではなく、頭の中に絵を描き、その絵を動かしてみることなのです。

こうして絵を動かしていると、いくつかの疑問が自然に浮かんでくると思いますので、次に音声を聞くときには、これらの疑問を中心に耳を傾けるようにします。

なぜ頭の中に絵(イメージ)を描く必要があるのでしょうか。

それは私たちが日本語を読んだり聞いたりする場合でも、自然にしていることだからです。

理解するということは、必要なら、絵を描けるということなのです。

逆に、まったく絵が見えないということは、それを理解していないということになるのです。

英語を英語のままで聞きたい人は、聞き取れた単語をパラパラと書いておきます。

スペースをあけておいて、あとで少しずつ埋めるためです。

英語を英語のままで、というのは、訳をしないからその分時間の節約になるというだけではなく、英語を英語の語順のままで理解することを意味しますので、とても大切なことなのです。

音声を1回聞き、聞き取れた単語をパラパラと書くことをすすめましたが、書くのがいやな人は、耳から聞くだけで物語の筋を作り上げていったらいいでしょう。

ただ、書きとめておくと、これで完成と思ったときに、テキストとつき合わせ、どこが間違っていたかを明確にできます。

正しいか、間違っているかは、音声とまったく同じ単語であるかどうかで決まるわけではありません。

表現は違っていても、内容が合っていれば正しいことになります。


リスニング学習法・初級者編(2)」へ続く

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