リーディング学習法・中級者編(4)執筆A.Y.》

初めてTIMEを読む人へ

TIMEの記事は、米国関連の記事はUnited States欄に、アジアの記事はAsia欄、科学物ならScience欄、書評ならBook欄というように記事を分野別にくくってあります。これをセクション・タイトルといいます。

ビギナーの方には、セクション・タイトルで言えば、Health, Food, Livingなど日常生活と関連の深い記事が読みやすいでしょう。

たまにわかりにくいしゃれや引用、専門用語といったものも出てきますが、内容を理解するのに特別の背景知識を必要とはしませんし、一般常識だけで十分です。

またAsia欄の日本関連の記事は、記事の内容について私たち日本人にはある程度予備知識があるので、読みやすいです。

また、手始めに短めの記事から読む習慣をつけ、TIMEの英語に慣れ親しんでいくのもひとつの方法です。

おすすめはLetters欄です。

LettersはいわばTIMEの「声」欄です。読者からの、TIMEの記事に対する厳しい批判なども、あっけらかんと載っていたりして、結構楽しめます。

よく見かけるTIMEの広告には「タイムの格調高い洗練された英語表現」と載っていますが、ここで取り上げられたすべてのレターの英語が格調高いとはいえません。

むしろ、「書き言葉より話し言葉を選ぶことにより、より読者のハートに訴えるという効果が顕著に現れているレター」が積極的に取り上げられているそうです。

簡潔で論理的な英語を書くライティングの練習にもなりますから、Letters欄は読んでおくことをおすすめします。

TIMEの表紙を飾る特集記事をカバーストーリーといいます。

いわばその週の目玉商品、雑誌の看板です。

タイムとニューズウィークが店頭で売れ行きを競争するとすれば、その勝敗のカギを握るのは、カバーストーリーだといっても過言ではありません。

特別編成の取材陣を投入してまとめあげた記事だけに、毎週読み応えのあるものが多いです。

政治・経済問題を取り上げているときには、ほかの新聞、雑誌ではとうてい期待できないような内容の密度の濃さ、鋭い分析、問題提起で構成されています。

もちろん、いつも堅い話ばかりではありません。

カバーストーリーのテーマは政治・経済から文化・暮らしの情報まで幅広くバラエティーに富んでいます。

難しい記事といえば、なんと言ってもEssayです。

Lance Morrowをはじめとする執筆陣の文章はかなり英語ができる人でも苦労させられるはずです。

TIMEのEssayは読む英語の「エベレスト山頂」なのです。

このほか、Art欄、Book欄も難解な記事が多いです。

古今東西、やさしいことでもわざわざ難しく書かないと評論らしく見えないという書き手の心理が作用しているのかもしれません。

とにかく、ビギナーの方にとっては、毎週これだけは読むというセクションを決めておいて、必ずそれを実行し続けること、さらに記事を読む際に役立つ背景知識を日ごろからいろいろな媒体から収集しておく努力を怠らないことが、TIMEを読みこなせるようになるための基本です。

(終)

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