リスニング学習法・中級者編(3)執筆A.Y.》

ニュースを聞く

中級者のためのリスニング教材には、ニュース番組をおすすめします。

初級者に適切なリスニング学習の素材として演説をあげましたが、仕事のための英語や、TOEICの準備などを考えると、これだけでは十分ではありません。

理由は2つあります。

第1に、演説での話し方のスピードは、日常会話よりかなり遅いということです。

もう少し速い英語にも慣れておかなければなりません。

仕事のための英語やTOEICの準備という点からすれば、ニュース番組が聞き取れるようになれば十分といえるでしょう。

第2に、演説だけでは、語彙が偏る危険性があるということです。

確かに演説では格調高い英語が使われるのですが、逆に言えば、日常生活でよく使われることばがあまり出てこないのです。

一方、ニュースに出てくる英語はフォーマルな英語であり、スラングや俗語は登場しませんが、これも仕事のための英語やTOEICの準備という点からすれば、これで十分です。

また、ニュースは幅広くさまざまな分野をカバーしているので適当な内容のものを選べば、ある程度の専門的な語彙を学ぶこともできます。

以上の点を補うには、ニュース番組をリスニング学習の素材として利用するのがいいでしょう。

現在は、地上波放送、衛星放送ともさまざまな英語のニュース番組が放送されていて、素材には事欠きません。

ラジオの英語のみの放送よりも、日本語の裏音声が付いたテレビの2ヶ国語放送がおすすめです。

ニュースの内容を理解したり、単語を辞書で調べる際、日本語の音声があると助かります。

また、ニュースの内容が難しい場合は、あらかじめ日本語の訳を聞いてから英語を聞くといいでしょう。

なお、インターネットのサイトでも、トランスクリプト付きでニュースを聞くことができます。

なお、慣れていない人は、海外のニュース番組に日本語訳を付けた2ヶ国語放送ではなく、日本のニュース番組に英語訳を付けた2ヶ国語放送を教材にするといいでしょう。

日本のニュース番組は、海外のニュース番組に比べ、日本の国内ニュースを扱っている割合が多いので、内容が理解しやすく、比較的簡単な単語や構文が使われています。

ただ、辞書を引かずに平均して7割程度理解できるようになった時点で、海外のニュース番組に切り替えてください。

ひとまとまりが長いもののほうが興味を持って聞くことができることがあります。

ニュースは、一つ一つのまとまりが短くて、ぶつ切りになっています。

そこで、すでにある程度の英語の音声感覚が身についている人は、ニュースそのものより、ニュース解説を聞くのがいいでしょう。

あるテーマについて深く突っ込んだ話をするので、興味を持って聞くことができます。

そういう意味では、討論番組やインタビューもいいでしょう。

ニュースを流しっぱなしにして、「聞いたつもり」「理解したつもり」になっている人が案外大勢います。

どこが理解できなかったのかわからないまま流しっぱなしにしていたのでは、聞き取りのための勉強としては、ほとんど効果がありません。

理解できなかった箇所は、そのつど音声を止めて、理解できるまで繰り返し聞いてください。

30分のニュース番組を流しっぱなしにするのであれば、2分のニュースを繰り返し30分聞いたほうが、よほど効果が上がります。

英語に限らず語学の勉強で大切なのは、毎日続けること、継続することです。

無理は禁物です。

ひとつのニュース番組すべてを聞こうなどとは考えないで、トップニュースだけ、あるいは、新聞で読んですでに背景知識があるリポートを1本、時間がないときは、リポート部分がなくキャスター部分だけで終わるいわゆるストレートニュース1本だけでもかまいません。


「リスニング学習法・中級者編(4)」へ続く

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