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スピーキング学習法・中級者編(5)執筆A.Y.

表現文法的視点をもつ(2)

遠慮を表現する第2の方法は、相手がそれをする「可能性」があるかどうかをたずねることです。

可能性を表わす助動詞canが使われます。

Can/Could you give me a ride?

これにpleaseはもちろん、possibly, by any chanceなどのことばを付加すればていねい度が増します。

こちらが可能性が低いと見ていることを相手に伝えたほうが遠慮の度合いが大きく見えるからです。

Can you possibly give me a ride?

形式ばってはいるが非常にていねいな言葉遣いにはWould it be possible for you to〜? やWould there be any possibility of your 〜ing? などがあります。

ただ、これらを親しい知人・友人に対して使うと水臭く聞こえる可能性があるので使いにくいが、親しき仲にも礼儀ありということであれば、Do you think〜?という言い方があります。

Do you think you can lend me some money?

同じように、可能性のcanに「〜かと思う」を加えることで遠慮深さを表現するのが、I wonder if〜, I was wondering if〜です。

I wonder if you can lend me some money.

I was wondering if you could lend me some money.

ここまで見てきてお気づきだと思いますが、「遠慮」という同一概念がさまざまな文法形式・構文で表現されています。

助動詞、仮定法、不定詞、動名詞など、異なる文法項目がここでは一括して扱われることになります。

ある概念をどの文法形式や構文で表現するのかという視点で、これまで習得した文法や構文を見直すこと、そして、そういう目でたくさんの英語に触れ、英文の採集をして実際に使ってみることは、表現力を高めてくれます。

参考までに、概念をどう表現するかという発想に立った文法書として次のものがあります。大部なものですが、興味のある方はぜひ一読をおすすめします。

「現代英語文法 コミュニケーション編(新版)/\5,775 G.リーチ J.スヴァルトヴィック著 紀伊国屋書店」

(終)

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