リスニング学習法・中級者編(4)執筆A.Y.》

聞けない原因

英語を勉強している人が抱えている悩みの中で最も多いのが、リスニング力に不安があるということではないでしょうか。

これにはいくつかの原因が考えられますが、最も基本的な原因として挙げられるのが、語彙力不足です。

知らない単語は何回聞き返しても聞き取れません。

語彙力の強化に努めてください。「リスニングのためのボキャビル」も参考にしてみてください。

次に、構文の把握力の欠如が考えられます。

これは基礎的な文法力とも関係してくるのですが、わかりやすく言えば、文を構成している各要素の関係や、各要素が文中でどのような機能を果たしているのかをきちんと理解できるかどうかという問題です。

詳しくは、「構文を意識しながら聞く」を参照してください。

さらに、背景知識も重要です。

話されているトピックについて、ある程度の背景知識があるのとないのとでは、理解度がまったく異なります。

知識がない、あるいは、知識が乏しい分野の聞き取りをするのはとても苦労しますし、すべてが新しい情報の場合には、聞く上でかなり大きな負担になります。

逆に、あらかじめ知識がある分野の話であれば、自分が持っている知識に照らし合わせながら情報を処理できるため、それだけ余裕をもって聞くことができます。

このように、「聞いてもわからない」原因は、必ずしも言語的な問題だけとは限らないのです。

まず、背景知識の重要性を認識し、できるだけたくさん背景知識を蓄えるようにしましょう。

あともうひとつ、日本語の語順でしか情報の処理ができないことが原因として挙げられます。

ご存知のように日本語と英語は文の構造が大きく異なります。

日本語が、主語のあとに目的語がきて、文末に動詞がくるSOV型の構造になっているのに対して、英語は、主語の直後に動詞がくるSVO型の構造になっています。

さらに、名詞修飾の構造も日本語では長短に関係なく修飾語句が名詞の前にくるのに対して、英語の場合、関係詞節や前置詞句などの修飾語句が名詞の後にきます。

このように日本語と大きく構造が異なる英語の文を、日本語の語順に沿って、後ろから前に戻って情報を処理しているために、情報の処理が終わらないうちに話が次に進んでいるということが起こるのです。

英語の語順のまま情報を処理していく練習が必要です。


「リスニング学習法・中級者編(5)」へ続く

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