英語の比喩表現(6)《執筆A.Y.》

「鳥」にまつわる表現の続きです。

英語文化圏できわめて重要な鳥の一つは「ガチョウ」です。

子供たちが親しむnursery rhymes(伝承童話)が、18世紀ごろからMother Gooseと呼ばれていることはご存知だと思います。

kill the goose that lays the golden eggs

「金の卵を産むガチョウを殺す」

比喩的に「目先の利益に目がくらんで将来の利益をだいなしにする」という意味で使われます。

この表現の由来はイソップ物語の寓話です。

ある男が自分のガチョウが金の卵を産み始めたことに気づくが、一度に金の卵をたくさん手に入れようとしてガチョウを殺してしまい、結局金の卵の源を失うというものです。

Don't kill the goose that lays the golden eggs.(一種のことわざとして使われます)

cook one's goose

「人のガチョウを料理する」

比喩的に「人のチャンスや計画をだいなしにする」という意味で使われます。

この表現の起源については、いろいろな説がありますが、金の卵を産むガチョウの話に由来するという説が有力です。

She cooked his goose by reporting his crime to the police.

今度は「アヒル(カモ)」を取り上げます。

like water off a duck's back

文字通りには「アヒルの背中を水が流れるように」ということですが、比喩的に「何の効果もなく」という意味で使われます。

My advice slid off her like water off a duck's back.
(彼女への忠告はぬかにくぎだった)

play ducks and drakes with 〜

このducks and drakesというのは、平らな石を投げて水面を飛ばす「水切り遊び」のことです。

平らな石をサイドスローで投げると、小石が水面にもぐったり出たりする様子が、雌のカモ(duck)と雄のカモ(drake)がひょこひょこするように見えるところからきています。

ですから、play ducks and drakesというのは「水切り遊びをする」ということです。

しかし、小石が水面をすべっていく様子は面白いが、そう思うのもほんの一瞬で、小石は結局は水中に沈んでしまいあとはむなしいということから、「お金などを湯水のように浪費する」という意味で使われます。

take to something like a duck to water

「カモが水になじむようにあることになじむ」。

比喩的な意味は「〜にきわめて自然に(楽に)なじむ」ということです。

Don't worry, you'll take to it like a duck to water.


「英語の比喩表現(7)」へ続く


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