英語のことわざ(1)《執筆A.Y.》

よく言われるように、ことわざは会話のスパイスです。

会話の中に適切な気のきいたことわざをはさみ込むことで、ユーモアやメリハリをつけたり、内容に深味をもたせたりすることができます。

ことわざは先人の知恵の結晶だからです。ここでは、英語のことわざとそれに対応する日本語のことわざにズレがあるものを紹介します。

これから英語のことわざを覚えて実際に会話の中で使ってみるきっかけにでもなれば幸いです。

Tomorrow is another day.

このことわざは多くの英和辞典で「明日は明日の風が吹く」と訳されていますが、それでは不適切です。

日本語の「明日は明日の風が吹く」は、どこか楽天的または投げやりな印象を与えるからです。

しかし、Tomorrow is another day.というのは、「明日という日もある」という意味で、「今日うまくいかなかったからといって悲観するな」「明日に希望を持て」と明日への希望を奨励するものです。

Bad news travels fast.

「悪事千里を走る」という訳をつけている英和辞典がありますが、それでは不適切です。

日本語の「悪事千里を走る」が、「悪い行いや悪い評判」に関連して用いられるのが普通であるのに対して、Bad news travels fast.というのは、「悪い知らせはすばやく伝わる」という意味で、あくまでも「悪い知らせ」に関連して用いられるのが普通だからです。

例えば、We'll know quickly enough if he's injured. Bad news travels fast.(彼が怪我をしたのならすぐにわかるさ。悪い知らせはすぐに伝わるって言うだろう)のように使います。

Time flies.

このことわざを「光陰矢のごとし」と訳すことは不都合です。

日本語の「光陰矢のごとし」が、普通長い日数や年月(5年とか10年)の経過に関連して用いられるのに対して、Time flies.はもっと短い時間について使われることが多いからです。

「スーパーアンカー英和辞典」には次のような対話例が載っています。

"How long have we been singing?"
"Four hours."
"Time flies, especially when you're having a good time."

(「どのくらい歌ってたかな?」「4時間だよ」「時が立つのは早いね、楽しい時間の場合は特にね」)


「英語のことわざ(2)」へ続く

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