英語で何という?(8)《執筆A.Y.》

「いつもお世話になっております」

この、単なる社交辞令的なあいさつことばにぴったりの英語表現はありません。

この意味で使えそうな英語にI/We always appreciate all you do for me/us.というのがありますが、英米人が日常的なあいさつに使う表現ではなく、不自然です。

この表現をI/We appreciate all you've done for me/us.とすると、「あなたが私(ども)にしてくださったことに対して感謝いたします」という意味になり、具体的なお礼のあいさつになって、英語として自然になります。

先生に向かって「息子がいつもお世話になっております」というつもりでThank you very much for taking care of/for your many kindnesses of my son.のように言うと、英語として通じますが、教師が児童生徒の面倒を見るのは当然ですから、当人から、「あなたのお子さんの世話をするのが私の仕事ですから」と軽くいなされるかもしれません。

英語では、My son's always talking about you.(息子はいつも先生の話をしています)My son really likes your class.(息子は先生のクラスが気に入っています)のように言うのが普通です。

「先日は/その節はいろいろお世話になりました」

英語では、感謝の対象を相手がしてくれた事柄に限定して言うのでThank you very much for what you did the other day.となるでしょう。

ただし、英語では、相手が何かをしてくれた場合、その場で十分に礼を述べれば、原則として、後日、礼を言い直す必要はありません。

それに対して、日本人は後日、再度の礼を言うのが常識ですが、これは習慣の違いです。

「その節は」というのは、「先日は」に比べもう少し時間が経過している事柄に関して使いますが、英語では、日本語の場合のように過去にさかのぼって礼を言うことがないので、先の表現のthe other dayをat that time/thenとするのは、英語としては不自然でしょう。

仕事の取引先などに「いろいろお世話になっております」と言うならThank you very much for working with us.と表現すればいいでしょう。


「英語で何という?(9)」へ続く


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