英語のことわざ(2)《執筆A.Y.》

Two heads are better than one.

このことわざは日本語の「3人寄れば文殊の知恵」に対応するとされますが、Two heads are better than one.というのは、「2人の頭脳は1人の頭脳に勝る→2人で考えたほうがよい知恵が出る」という意味で2人の場合に使われるので、「3人寄れば」ではこの英文の訳としては不自然です。

"We need new ideas to jazz up the annual sales meeting. Are you working on that?"
"Yes, I'm working with Chuck in designing the basic plans. Two heads are better than one."

(「年次販売会議をにぎやかにするために新しいアイディアが必要です。その準備はしていますか」「ええ。チャックと一緒に基本的プランを考えているところです。2人で考えたほうがよい知恵が出ると言うでしょう」)

Where there's a will, there's a way.

このことわざに対応するとされる日本語の「精神一到何事か成らざらん」が「全精神を傾ければ、どんな困難なことでも必ず成就できるものである」と堅苦しく、悲壮感を漂わせたものであるのに対して、Where there's a will, there's a way.というのは「意志があるところに道は開ける」という意味で、「決意があれば何とか道は開けるものだ」といっているだけです。

A rolling stone gathers no moss.

このことわざは「転がる石にはコケが生えない」という意味で、日本語の「転石苔むさず」と同じように、「職業や住居をしばしば変える人は金がたまらず、友人ができない」ということですが、転職や転居に違和感をもたないアメリカ人の間では「活動的な人はいつも清新である」という肯定的な解釈も一般的です。

Practice makes perfect.

日本語の「習うより慣れよ」が「物事は人に教わってするよりも自分が練習して慣れ親しむほうが早く覚えられる」といっているのに対して、Practice makes perfect.は「練習が完璧にする→練習に勝る上達法はなし」という意味で、人から教わることを否定しておらず、あくまでも練習の重要性を強調しているだけです。

Slow and steady wins the race.

日本語の「急がば回れ」が「急ぐときには危険な近道よりも、安全で確実な回り道を選べ」と、回り道をすることの安全性を教えているのに対して、Slow and steady wins the race.は「ゆっくり着実なのが競争に勝つ」という意味で、「途中で投げ出さず努力を積み重ねれば成功につながる」と、継続することの重要性を教えています。

(終)

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