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よくある誤り・初心者編・態《執筆A.Y.》

★ ★ ★

「彼は神経性の消化不良に悩まされている」
*He is suffered from nervous indigestion.
→He is suffering from nervous indigestion.

「私は父に早く死なれたので働きながら大学を出なければならなかった」
*Since I was died by my father when I was young, I had to work my way through college.
→Since my father died when I was young, I had to work my way through college.

「彼女は年のわりには若く見られる」
*She is looked young for her age.
→She looks young for her age.

日本語の「れる/られる」に引きずられて、受動態で書くべきではない文を、受動態で書いてしまった誤りです。

能動態や受動態というときの「態」とは、とりあえず、主語が動作主(動作をする側)であるのか、それとも受動者(動作を受ける側)であるかを示す動詞の形であると考えてください。

例えば、

(a) They built this house in 1486.

(b) This house was built in 1486 (by them).

において、(a)のように「動作主―動作―動作の対象」の関係を示す文を能動態、(b)のように「動作の対象―動作―動作主」の関係を示す文を受動態といいます。

能動態の文の目的語(動作の対象を表わす語)が受動態の文の主語になります。

したがって、受動態というものは、「動作主―動作―対象」の関係を表わす(つまり目的語をとる)他動詞に限って認められるものであり、自動詞には認められません。

受動態の文の主語になるはずの目的語をとらないからです。

このように、日本語の「れる/られる」が、すべて英語の受動態に対応するわけではないので注意が必要です。

★ ★ ★

*His father is resembled by John.
→John resembles his father.

他動詞の中にも受動態で使われないものがあります。

上の例のresembleは他動詞ですが、意味上動作ではなく状態を表わすので、通例、受動態では用いません。

他動詞であるにもかかわらず受動態で使われない動詞の多くは状態動詞です。

ただし、これについては明確なルールがないので、受動態で使われない動詞を経験によって覚えていかなければなりません。


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