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中級者編・耳よりな単語の話(3)執筆A.Y.》

人を表わせる名詞

例えば、「彼は彼女に悪い影響を与えている」という内容を英語で表わしてくださいと言われたら、多くの人がHe has a bad influence on her.などとするのではないでしょうか。

もちろんこれでも間違いではないのですが、influenceを「影響を与える人」という意味の名詞として使って、He is a bad influence on her.とするほうが、もっと英語らしくなります。

このように、人そのものを表わせる名詞をいくつか見てみましょう。

「彼女は女優として大成功した」
She was a great success as an actress.

ここでのsuccessは「成功した人」という意味です。

「成功したもの」という意味で、ものそのものを表わすこともできます。

The exhibition was a great success.

反意語のfailureも「失敗した人」という意味で、人そのものを指すことができます。

He is a failure as a father.(彼は父親としては失格だ)

「彼女のデートの相手、誰だったと思う?」
Who do you think her date was?

「彼女は法学部の卒業生だ」
She is a graduate in law / a law graduate.

「彼がいてくれてたいへん助かった」
He was a great help.(ここでのhelpは「助けになる人、役に立つ人」)

「彼はマスコミにコネが多い」
He has a lot of contacts in the media.

ここでのcontactはa person you know who may be able to help you or give you advice about somethingという意味で、自分がコネをもっている相手の人そのものを指します。

「関係」を指す抽象的な意味ではありません。

ほかにも、sensationにはextreme excitement or interestという意味があって「大評判、大騒ぎ」などと訳されますが、これもextreme excitement or interestを引き起こした人そのものを表わす名詞として使うことができます。

人そのものを表わせる名詞のほかに、例えば「彼の怪我がたいしたことなくてほっとした」というのも、定番どおりにI was relieved to hear that his injury wasn't so serious.とする人が多いのではないでしょうか。

これも、名詞のreliefを「ほっとさせるもの」という意味で使って、It was a relief to hear that his injury wasn't so serious.と表現することができます。

それから、「そのパーティーはまったくひどかった」というのも、The party was a total disaster.というように名詞で言い切ったほうが、歯切れがよく英語らしい表現になります。

(終)

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