海外で病気になったら(2)《執筆A.Y.》

このように保険の種類が多いアメリカでは、保険が全国共通である日本とは違って、医者は患者の保険のことはわかりません。

ですから、自分の加入している保険がどういう条件のものなのか、そのカバーする範囲を、医者にかかる前に必ず確認しておく必要があります。

保険を選ぶ基準については、最後に紹介する本などを参考にしてください。

自分に適した保険を選ぶにはアメリカの健康保険制度の概要を知っておくことも必要です。

なお、旅行者を対象に日本の保険会社が販売している海外旅行障害保険は、留学など長期の滞在もカバーすることはできますが、これは正確に言えば健康保険ではなく損害保険の一種で、限定された期間の海外滞在中の病気や傷害を保証するためのものですから、アメリカ国内の健康保険とは根本的に違います。

ご存知の方もいるかと思いますが、アメリカは医療技術だけではなく、医療費の高さも世界一です。

医者の診察を1回受けただけで100ドルはかかってしまいます。

そして当然、高額な医療費をカバーするには、保険の掛け金も高くなります。

保険料が安い健康保険では自己負担率は増え、適用範囲も狭くなります。

また、患者が納得した上での医療という考え方が、アメリカでは徹底しています。

アメリカの医療は患者が主体であるということを十分に認識しておいてください。

医者を選ぶこと、保険を選ぶことに始まって、医療費の支払いや、健康保険の請求手続きに至るまで、すべて責任は患者にあるのです(時には治療法の選択まで患者が行わなければなりません)。

最後に、さまざまな症状を想定したシュミレーション会話の形式で、医者とのコミュニケーションのとり方を教えてくれるだけでなく、アメリカの健康保険の加入の仕方、医者の選び方、健康診断の受け方、入院手続き、薬の買い方、医療費の支払いと保険の請求の仕方などもわかりやすく説明してくれる本として、次のものを挙げておきます。

「英語で話す「医療ハンドブック」/¥1,365 講談社バイリンガル・ブックス 黒田基子著 講談社インターナショナル」

(終)

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