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英語の比喩表現(7)《執筆A.Y.》

もう少し「鳥」にまつわる表現を続けましょう。

talk turkey

「七面鳥を話題にする」

比喩的に「(特に商売について)現実的に話し合う、率直に話す、本気で話す」という意味で使われます。

19世紀のアメリカでは「楽しく語らう」という意味で使われていたのが、どういう経緯で現在のような意味になったのかについて、引き合いに出される一口話があります。

白人とアメリカン・インディアンが2人で猟に行き、七面鳥とウズラを捕まえた。

大きな七面鳥を欲しいと思った白人は相手のインディアンをほめそやし、機嫌をとろうとしたが、その腹を読んだインディアンはついにこう言った。"All time you talk turkey. Now I talk turkey."

He said to his friends, "Now let's talk turkey about our travel expenses!"

the day when the eagle flies

文字通りには「ワシが飛ぶ日」ということですが、ワシはアメリカ合衆国のthe national emblemで、米国通貨のマークに使われていることから、比喩的に「給料日」を指します。

swan song

「白鳥の歌」

白鳥は鳴かない鳥で、たった一度だけ死に際に美しい声で鳴くという伝説から、比喩的に「詩人や作曲家などの最後の作品(辞世、絶筆、遺作)、俳優の最後の公演」という意味で使われます。

All the tickets have been sold for the singer's performance in London this week. The public clearly believes that this will be her swan song.

stool pigeon

「腰掛のハト」

比喩的に「警察がおとり捜査に使うスパイ、警察への密告者」を指します。

イギリスでは、銃で撃って捕まえた鳥は傷を負っているせいで売値が安くなったので、ハトなどをおとりに使って獲物を引き寄せて生け捕りにしたが、獲物がわなにかかるのを待つ間に腰を下ろすスツールを持参し、それにおとりのハトをつないでおいたところからこの表現はきています。

eat crow

「(まずい)カラスを食べる」

比喩的に「屈辱を忍んで前言を取り消す、自分の誤りを認める」という意味で使われます。

この表現の由来については、次のような逸話があります。

19世紀初めの英米戦争の休戦交渉が行われていたころ、アメリカ兵が猟をしていて誤って英軍の陣地内に入り込み一羽のカラスを打ち落とした。

そこに駆けつけた英軍の将校がその兵士から銃を取り上げ、そのカラスの肉を無理に食べさせた。

将校から銃を返してもらったアメリカ人兵士は、今度はその銃をイギリス人将校に向けて威嚇し、残りの肉を食べさせた。

翌日イギリス人将校の抗議で、アメリカ人兵士が上官から取調べを受けて、その事実を認めたというものです。

He boasted that he would win the bout, but when he lost, he had to eat crow.


「英語の比喩表現(8)」へ続く


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