留学生のための精神衛生(1)執筆A.Y.》

まず、孤独感とたたかうには、一緒に苦労している仲間と、いろいろな話をするのが何よりです。

同じ授業をとっている学生が、話しやすいでしょう。

毎日の勉強に追われているので、一緒にどこかへ遊びに行ったりする余裕はないかもしれません。

それでも、ときには友達としゃべりながら一緒に食事をしましょう。

ときどきならお茶をするくらいの時間は作れるでしょうし、週末などに誰かがパーティに誘ってくれたら、喜んで参加するようにしましょう。

適度に仲間としゃべることは、精神的にいいのはもちろんですが、勉強の面でも役に立ちます。

仲間としゃべっているうちにわからなかったことがわかるようになることもあれば、自分だけがわからないのではない、ということがわかることもあります。

日本人だけではなく他の国からの留学生も親しくなりやすいでしょう。

外国で暮らすことからくる、さまざまな不便を経験しながらもがんばって勉強している、という境遇を共有しているので、話が通じやすいからです。

それに、相手も英語がそれほど得意ではなかったりするので、自分が英語を思うように話せないことでコンプレックスを感じることはあまりありません。

何といっても、いろいろな国の人としゃべると、自分の世界が広がるのを感じることができて楽しいものです。

次に、アメリカの大学に来る日本人の中には、他の日本人とばかりつき合って過ごす人と、日本人を敬遠してまったく付き合おうとしない人の、2つの極端なタイプがいます。

本人なりにいろいろな気持ちや意図があるのでしょうが、精神衛生上は、日本人とはほどほどのつきあいを保っておくのが好ましいです。

英語がうまく話せないことからくる不安感や、外国人とつきあうことの面倒くささから、つい日本人の仲間を求めてしまうのでしょうが、やはりわざわざアメリカまでやってきたのですから、アメリカ人や他の国からの留学生とも多少はつき合うようにするのがいいでしょう。

しかし、自分は日本人とはつき合わないと決めて、できるだけ日本人を避けるというのも、少し不自然ではないでしょうか。

同じことばや文化を共有し、慣れない外国での生活において、同じような苦労をしている人間同士が、肩を寄せ合うのは自然なことです。

それから、日本人をできるだけ避けて過ごす人がいるように、日本にいる家族や友達との関係も断ち切って、アメリカでの生活だけに没頭して暮らそうとする人もいますが、日本のことは振り返らないというのは、無理な気負いのような気がします。

せっかくアメリカまできたのだから、そこでの生活を第一に考えてそこに自分の場所を作っていこうという心構えも、ときには必要かもしれません。

しかし、だからといって、日本とのコンタクトを断ってしまうことはありません。

昔から自分のことをよく知っている友達や家族はやはり特別です。

今ではメールも普及し、日米間の国際電話料金もそれほど高くなくなり、連絡を取り合うことが容易になりました。

自分にとって大切な人とコンタクトを保つことは精神衛生上大切なことです。


「留学生のための精神衛生(2)」へ続く

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