初心者編・耳よりな文法の話(2)執筆A.Y.》

[C]名詞と[U]名詞

最近の学習辞書の大部分の名詞には[C]か[U]かがつけてあります。

[C]はcountable(数えられる名詞)、[U]はuncountable(数えられない名詞)の記号です。

[C]名詞は、単数形ではa(n)がつき、複数形では〜sの形で用います。

また、数詞をつけて数えることができます。

[U]名詞は、複数形がなくa(n) 〜にも〜sにもなりません。

したがって、数詞をつけて数えることができません(theは[C]でも[U]でもつきます)。

しかしこれは、すべての名詞が[C]か[U]かのどちらかにきっちり分けられるということではありません。

本来[C]の名詞が[U]として使われたり、逆に本来[U]の名詞が[C]として使われたりします。

もちろん、ほとんど常に[C]の名詞もあれば、ほとんど常に[U]の名詞もあります。

多くの名詞は状況と意味によって[C]と[U]の間を行き来するのです。

つまり、[C][U]は一定の傾向であり、変動するものなのです。

例えば、tripは完全な[C]的性格を持っていて、a(n)も〜sもつきますが、weatherは完全な[U]的性格を持っていて、原則としてa(n)も〜sもつきません。

しかし、silenceは本来[U]ですが、There was a silence for a moment.のようにaがつくことがあります。

それでは、[U]名詞が[C]的性格を帯びるのはどういうときなのでしょうか。

それは、話し手がその名詞の表わす事物に何らかの枠組みというか区切りのようなものを感じるときといえます。

そもそも[U]名詞は、形が決まってなくて区切りにくいもの、連続しているもの、抽象的でつかみにくいものを表わします。

There was a silence for a moment.と言うときは、「ひと時の」という枠組みが与えられたものと考えることができます。

このような枠組みが著しく具体化されたものが、修飾語です。

例えば、knowledgeという名詞は[U]ですが、これに形容詞がつくとa profound knowledgeとなってaを伴うのが普通です。

知識にも、深い知識、浅い知識、広い知識、狭い知識、基礎的知識、専門的知識というふうに枠組みを設けて区別することができるからでしょう。

このような考え方は[U]名詞が[C]として用いられた場合の理解に大いに役に立つはずです。

(終)

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