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初心者編・耳よりな文法の話(1)執筆A.Y.

動作と状態

英語の動詞と形容詞には、自分の意志でコントロールできるものと自分の意志でコントロールできないものの2大区分があります。

前者を動作動詞/形容詞、後者を状態動詞/形容詞と呼びます。

それぞれの特徴を以下に記します。

動作動詞は命令形や進行形になりますが、無生物主語を用いることはできません。

無生物は自分の意志を持たないからです。

状態動詞は、人が主語の場合でも、命令形、進行形になりません。

意志を働かせることができないからです。

I'm listening to her song.

Listen to her song.

I hear her song.

*I'm hearing her song

*Hear her song

状態動詞は無生物主語をもつことがありますが、意志がないので、命令形になりませんし、通常は進行形にもなりませんが、一時的状態を表わす場合は進行形が可能です。

The Thames flows through London.(テムズ川はロンドンを貫流している)

*The Thames is flowing through London.

The Thames is now flowing swiftly.(目下テムズ川は速く流れている)

たいていの動詞は動作と状態の両面を持っていて、意味によってどちらにもなりえますが、大体の傾向は決まっています。

大部分の形容詞は状態形容詞として用いられ、命令形(Be 〜の形)や進行形(be being 〜の形)になりません。

*I'm being tall.

*Be tall.

しかし、例えばkindは動作形容詞として使われることがあり、その場合は命令形や進行形になります。

Be kind to animals.(動物をかわいがりなさい)

He is being kind to me today.(彼は今日は私に親切にしてくれています)

もちろん、この用法以外のkindは状態形容詞として用います。

She's kind by nature.(彼女は生まれつき親切です)

特に英語の動詞を使うときに、この「動作と状態」という考え方はとても重要になりますから、覚えておいてください。


耳よりな文法の話(2)」へ続く


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