スピーキング学習法・上級者編(3)執筆A.Y.

スピーチのパラグラフ(1)

すぐれたスピーチの場合、その原稿を読むと各パラグラフの先頭と末尾の1文だけからでも、話の輪郭が驚くほどよく見えます。

極端な場合、全文を読むよりもこのほうがよく見えるはずです。

全文を読むと、わからないところにつっかかって全体が見えなくなることがあるからです。

話は坂を上るように連続して変化していくというよりは、むしろ階段を上るように段階的に変化していきます。

変な言い方ですが、だんごの串ざしという感じです。

そして、そのだんごの1個1個がパラグラフに相当します。

各パラグラフは、1つのこと(メイン・アイディア)しか言いません。

パラグラフは、その1つのことを伝えるための単位、それ以上は分解できないユニットなのです。

このユニットをつないで文章が出来上がりますが、ユニットとユニットのつながりは強い場合もあるし、弱い場合もあります。

単に前のパラグラフを受ける場合もあるし、トピックを変えることもあるからです。

このようにジャンプがあるので話の展開がスピーディなのですが、このジャンプはパラグラフとパラグラフの間に限られ、ひとつのパラグラフの中では、トピックは展開するにしても、ジャンプはありません。

1つのパラグラフでは、1つのことしか語れないのが決まりです。

パラグラフは最小独立単位なので、トピックを自由に展開できますが、それだけに話のはじめと終わりをはっきりさせる必要があります。

話のはじめは、新しいトピックの提示ですから何より聴衆の関心をひつけること、あるいはリフレッシュすること、一方、終わりは、注意して聞いてきた聴衆のテンションをやわらげるために短いまとめが必要です。

英語のパラグラフはかなり独立性があり、パラグラフとパラグラフの間はちょっとポーズが入るのが普通です。

英語が流れるというのは、パラグラフの中に限ったことです。

パラグラフは流れなければならないのです。

冒頭でトピックを示しそれについて主張を述べたら、あとは聞き手を説得するようにその主張を展開していくだけですから、流れるのは当然といえます。


「スピーキング学習法・上級者編(4)」へ続く

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