スピーキング学習法・上級者編(1)執筆A.Y.》

ロジカルに表現する(1)

概してネイティブ・スピーカーは、日本人の英語のうち発音や表現上の間違いなど、ノンネイティブとしてやむをえない面については、決してあしざまな批評はしませんが、内容に関することになると、「meaninglessだ」「nonsenseだ」「logicalでない」とかなり手厳しいことを言います。

「意味がない」といっても、日本人の頭の悪さを指摘しているわけではなく、単純に、文章を読んだり聞いたりしたときに、書き手なり話し手の言いたいことがはっきりとしたイメージとして見えてこないということです。

英語の文章は1回聞いてわかることが基本です。

つまり読み下していってわかることが基本です。

「読書百遍意おのずから通ず」という考え方はありません。

何回も前に立ち戻りながら読み進むという習慣もありません。

したがって、全体をよく読んでくれればちゃんとわかるというのは言い訳として通用しません。

先頭から読んでいってイメージがはっきり見えてこない文章は「nonsense」と言われることになります。

日本語は視覚言語だとよく言われますが、特に日本語の論説調の文章は目で読むものなのです。

目で読む場合は、頭から順に理解する必要はありません。

むしろ自由に行きつ戻りつして読んだほうが、全体が見えるので、理解が容易になります。

だから、極端な言い方をすれば、必要なことを全部書いておきさえすれば、その配列順序にはあまりこだわることはありません。

しかし、それは話す、聞くがコミュニケーションの基本である英語の世界では通用しません。

nonsenseな日本人英語をもう少し具体的にみていくことにします。

まず、「大事なことがアタマにくる」という現代英語の性格については、別なところでも書きましたが、それに慣れたネイティブは、当然最初のことばに非常に注意を払うし、最初のいくつかの文から、話し手なり書き手が何について語るのかそのイメージをつかもうとします。

冒頭の部分から文章全体の意図や内容、方向性を暗示することばが聞きたいのです。

もしそれにまったく答えていなければ、nonsenseということになります。

次に、聞いてわかる、頭から読んでいってわかることを期待していない文章、文と文との間に省略や飛躍が多く、何回も読んでそれを自分で補わない限りわからない文章、こういった文章は、読み下していってイメージがわくことを理想とする英文の基本的性格から程遠いので、nonsenseなのです。


「スピーキング学習法・上級者編(1)」へ続く

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