スパルタ英語・英会話 NCC綜合英語学院

辞書の読み方(1)《執筆A.Y.》

英語のカンを養うには

検定試験の問題には必ず知らないものが含まれていますから、「覚えていない」から「知らない」からといってあきらめていたら、点数は取れません。

英語に対するカンを養う必要があります(もちろん、英語のカンを養う必要があるのは試験のためばかりではありませんが)。

そのためには、まず辞書をていねいに読む習慣を身につけてください。

例えばrememberの意味(正確には訳語)として、1.「思い出す」2.「覚えている」3.「よろしく伝える」と辞書に書いてあったときに、1と2はわかるが3はどうしてなのか、と考えてみることです。

こういうときはいつも例文が手がかりになります。

例文を見て、その語の共通の意味を考えるのです。

3の意味に対して、たいていの辞書は次のような例文を載せています。

Please remember me to your father.

これはまず「私のことを覚えておいてください」ということです。

そしてtoとあるので「行き着く先」は「あなたのお父さん」なのです。

つまり「私のことを忘れないであなたのお父さんのところまで帰ってください」ということでしょう。

これをさらに「お父さんによろしくお伝えください」と表現するのは、単語ではなく文全体を日本語に移すことなのです。

じつは、こういうことはだれもがほとんど無意識にやっています。

Good morning.

これを「よい朝」と訳す人はいません。

誰もが「おはよう(ございます)」とするはずです。

この、無意識にやっていることを意識化していえば、この作業はいわゆる逐語訳ではなく「その場面に合わせて英語のカタマリを日本語のカタマリに置き換える」ということをしているわけです。

Good morning.に「早い」といことばはまったく含まれていません。

事実、アメリカ人は朝はじめて会ったときには、「よい朝ですね」「よい朝ですね」とあいさつを交わしているのです。

これを日本語の文脈に入れると、おかしいということになるのです。

これを「おはよう(ございます)」と訳すのは、少し大げさに言えば、「異文化間に対応するものを見つけ出す」という作業なのです。

話が少し横道にそれましが、結局大切なのは、日本語の「場面」ごとの「訳語」をバラバラに暗記するのではなくて、ある語がある用例でどのように使われているか(特に比喩的に使われていること)を見抜く力を養うことです。

こうしたカンを身につけるには、やはり経験しかありませんが、経験とは必ずしも学習時間とは一致しません。

むしろ用例を見るときの注意力に比例しているといえるでしょう。

ここでいう注意力とは、日本語の訳語を見て、「そんなものか」と納得してしまう前に、「なぜそうなるのか」と立ち止まってみる注意力のことです。

そしてもう一つ必要なのは、知っているつもりの単語でも辞書を引いて読んでみるという、ちょっとした根気です。

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