スパルタ英語・英会話 NCC綜合英語学院

相手との距離に応じた表現を心がける(4)執筆A.Y.》

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Do you have some more coffee?
→Do you have any more coffee?

someが疑問文で使われるのは、話し手がたずねているものがあると想定している場合です。

上と下のどちらの表現が適切であるかは、話し手と相手との役割などにより決まります。

お客がもてなす側にsomeを使って聞けば、当然あるはずだと想定していて、厚かましく、押しつけるように聞こえますが、anyで聞けば、遠慮がちな表現となります。下の表現は客ともてなす側のように比較的距離をおいた間柄に有効です。

それに対して、家族間のように距離を小さく保つ間柄では上の表現の方が、コーヒーがあることを想定して、相手に直接的に言っているので、より適当な表現です。

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Close the door.
→I'm cold./I feel a draft.

上の代わりに下のように言うことは、押しつけない形で間接的に要求することです。

これ以外にもいろいろな間接的な言い方で相手にドアを閉めてもらうことはできます。

直接的でないこのような要求表現は、その形式がまったく自由なものが多いようです。

下の表現は、その文だけを見たのでは上の表現の言い換えであることはわかりませんが、その文が発話されるときの場面や、話し手と相手の相互関係などを考えるとClose the door.の間接的な表現だとわかります。

形式が慣用化された依頼表現に比べ、非形式化されたこのような依頼表現は婉曲化されている度合いが高いといえます。

話し手の要求を要求と受け取らずに聞き流すこともできるくらいです。

したがって、このような表現は、距離を大きく隔てた間柄の人が遠慮がちに要求や依頼をするときなどに用いられます。

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Get an ashtray for me.
→Where is an ashtray?/Excuse me, may I smoke?

上が要求を直接に表わす表現であるとすると、それを婉曲に言い換えたものとして下の表現が可能です。

You skipped the line.
(割り込みはだめですよ)

これは相手が列に割り込みをしたことを指摘して、それによって言外に相手がその行動を正すよう要求するものです。

次の二つの例も同じです。

You left the door open.
(ドアが開けっ放しですよ)

You're blocking my view.
(前に立たれては見えないじゃありませんか)

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