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英語の比喩表現(50)執筆A.Y.》

get down to the brass tacks

「真鍮鋲にとりかかる」。

かつて生地の寸法を測るために、店のカウンターには真鍮製の鋲が1ヤード間隔で打ちつけられていたのですが、生地を買いに来た客がおしゃべりばかりしているようなときに、店主が"Let's get down to the brass tacks."(生地を測りましょう)といったことから、「本題に入る、肝心な事を話す」ことを表わします。

Let's get down to brass tacks. Who's paying for all of this?

Join the club!

「どうぞわがクラブに!」。

clubはもともとイギリスの男性の非公式な集まりのことで、メンバーは酒場やコーヒーハウスに集まって、一緒に酒を飲んだり、食事をしたりしながら、会話を楽しみました。

仲間意識の強いclubではメンバーが自分の抱える問題や不満などを口にすると、相手は"Join the club!"(仲間だな。ぼくも同じだ!)といって共感を表わしたそうです。

これが一般に広まって、不幸に見舞われている人に、すでに同じ目に遭った人たちが同情や連帯感を伝えることばとして使われています。

"I've got no money till the end of this week." "Join the club!"

pull out all the stops

「全音栓を引き出す」。

ここでのstopはパイプオルガンのパイプに送る風量を調節するための「音栓」のことで、オルガンの音量はこれを押せば小さくなり、引けば大きくなります。

この音栓をすべて引き出し、すべてのパイプを使って演奏することによって、オルガンの音量を最大にすることができることから、目的を達成するために「最大限の努力をする」ことを表わします。

They pulled out all the stops for their daughter's wedding.

up the creek (without a paddle)

「(パドルなしで)上流へ」。

creekは「(brookより大きい)小川、細流」、paddleは「カヌーなどをこぐのに用いる幅が広く柄の短いかい」のことです。

流れの速い上流でパドルを失うとカヌーのコントロールが利かず、にっちもさっちもいかなくなることから、「窮地に陥っている」状況を表わすのに使われます。

If any more people resign, we'll be really up the creek.


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