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英単語あれこれ(4)《執筆A.Y.》

salary

給料の話をするとき、日本人は月給いくらといった言い方をしますが、英米人は年額〜ドルとか〜ポンドという言い方をします。

後述するように、英米には日本人がもらうような一律に出るボーナスというものはありませんが、それでも年俸で言うのです。

一方日本ではかなりの額のボーナスが出るので、月給額だけではたいしたことはなくても、年にすれば結構な額になるはずですが、それでも年俸ではふつう言いません。

ちなみに、英語のbonusは「特別手当」「配当」という意味で、有能な重役や好成績をあげた社員などに対して、または会社が大きな利益を得たときなどに支払われます。

つまり、英米では一般にボーナスは額も少なく、一定の時期に支給されるものでもありませんし、自動的に全員に与えられるわけでもありません。

日本と英米では給与構造が違うので「サラリー(=給料)」=salaryという等式は成り立ちません。

日本の勤め人は、誰でも月1回支給のサラリーをもらっているのですが、英米でもそうだと思い込んではいないでしょうか。

実は英米などでは、普通の勤め人は週1回(金曜日)支給の週給(weekly pay)をもらっているのです。

そういう中で、月1回支給の給与のことをsalaryといい、これをもらっている人たちは、いわばエリートの人たちと考えられます。

salaryというのは「週給」「日給」「時間給」に対する「月給」のことを指すのであって、日本語の「サラリー」よりも意味が狭いのです。

そして英米は、多くの者が「週給」をとっている社会なのです。

したがって、「サラリーをもらっている」というようなことは日本語では当たり前みたいでどうということもありませんが、get a salaryと言えば、それはsalaryをとっている階層の人間であって、週給などを取っている階層ではない、という含みが出てくるのです。

そういうわけで、アメリカなどでは給料の話はprivacyに属することになるので、人に尋ねてはいけないし、また人に言いたがらないのだそうです。

ご存知のようにアメリカ社会では能力給になっていますし、給料がsalary, weekly payなどと分かれているので、給料によってその人の階層や能力とかがわかってしまうからです。


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