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コミュニケーションの上手なとり方(18)執筆A.Y.》

アドバイス・提案の仕方(2)

まず、アドバイスが押しつけがましくならないようにするための工夫としては、You might/could 〜 .という表現があります。

このmight/couldは仮定法の働きをしていて、「もしあなたがそうしたければ」という意味を含んでいます。

つまり「私はこうするのがいいと思いますが、そうするかどうかの判断はあなたにお任せます」という含みになるのです。

可能性を示唆するのにとどまっているので、押しつけがましさがありません。

You might try asking your uncle for a job.

次に、If I were you, I'd 〜 .(もし私があなただったら、〜するでしょう)という言い方も、相手と立場を共有する姿勢が示されている点で、押しつけがましさが感じられません。

この「私だったら」は省略されることもあります。

I wouldn't worry so much about it (if I were you).

このようなアドバイスの仕方は、対等の関係か、目上から目下への場合にふさわしいでしょう。

それから、Why don't you 〜?という表現についてですが、これは「しない理由」を問い詰める疑問文ではなく、実際の機能は「私はこうするのはいい考えだと思う。

あなたがそれをしない理由はない。

ぜひそうするといい」という含みをもったアドバイスです。

話し手が聞き手との距離をぐっと縮めているので、このかたちでの助言・アドバイスができるのは親しい間柄や目下の相手に限られます。

また、たとえ親しい間柄でも、Why don't you 〜?の連発は「なぜそうしないのか」という本来の意味から考えてもうるさく感じられます。

How about 〜ing?という表現も、インフォーマルな言い方なので、目上の人に対して使うと失礼になります。

この表現は、会話の流れの中ほどでよく使われます。

話の切り出しからこの表現を使うのは、特にあらたまった会話の中では慎んだほうがいいでしょう。

さらに、ゆるやかにアドバイスをする工夫としては、It might be a good idea to 〜という表現があります。

これは、提案するだけにとどめ、「そうするかどうかはあなたがお決めください」という含みの、押しつけを極力抑えた、相手の顔を立てながらのアドバイスです。

YouではなくItという非人称主語を使うことによって、相手への働きかけが間接的になっています。

同類の表現としてはIt might not be a bad idea to 〜とかIt might be worth 〜ingなどがあります。

It mightn't be a bad idea to turn to John for help.


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