コミュニケーションの上手なとり方(16)執筆A.Y.》

許可の求め方

許可を求めるというのは、自分がある行為をすることを認めるように頼むことですから、依頼の一種に他なりません。

日本でも現在では、以前に比べてnon-smokersが多くなり、non-smokers' rights(嫌煙権)が主張されるようになってきましたから、喫煙の許可を例にとって見ていきましょう。

最も一般的な表現はDo you mind if I smoke?です。

親しい友人なら、Do youを略してMind if I smoke?とか、Is it OK/all right 〜 ?のIs itを略したOK/All right if I smoke?という言い方もします。

Do you mind if I smoke?と聞かれて「吸ってもいいですよ」と言いたい場合は、Do you mind if 〜 ?は「〜してもかまいませんか」という許可の求め方なので、No, not all./Of course, not.と答えます。

「いいえ困ります」というのなら、I'd rather you didn't./I'm afraid I do.のように言います。

Can I smoke?/May I smoke?という表現もよく使われます。

Can I 〜 ?は親しい間柄で使われるくだけた表現、May I 〜 ?はあらたまったていねいな表現とされています。

ですからかつてアメリカの家庭では、ことばに厳格な親は、子供が親に向かってCan I 〜 ?を使うと、目上に対してはMay I 〜 ?を使いなさいとなしなめたものだそうです。

しかし今では、アメリカでもことばのしつけが以前ほど厳しくなくなり、誰にでもCan I 〜 ?というインフォーマルでゆるやかな表現を使う傾向にあります。

なお、May I 〜 ?と聞かれた場合のイエスの答えですが、Yes, you may.は尊大な言い方で、子供や目下の者以外に対しては失礼になります。

ですから、ふつうはCertainly.またはSure.が適切です。

相手に選択の余地を与える、言い換えれば、Noと言える余地を残すような許可の求め方をしたほうがよい場合もあります。

「もしあなたさえよろしければ」というニュアンスが言外にある、Could I 〜 ?という表現を使うと、遠慮がちでていねいな許可の求め方になります。

そうした遠慮深さを言外に匂わせるだけでなく、実際にそういう意味の表現を付け足して明示することもできます。

Could I 〜 if you don't mind?

Do you think I could 〜?

I was wondering if I could 〜.

いずれも相手がそうしたくなければ、Noといえる余地を残してあげています。

また、次のような表現は許可を求めている話し手がうしろに引っ込み、非人称のitを主語を立てているため、表現が間接的になり、その分だけていねいになります。

Is it all right if I leave early?

Is it possible for me to leave early?

さらにisをwould beと仮定法にして「もしさしつかえなければ」というニュアンスを強めれば、さらにていねいになります。

Would it be all right if I left early?

Would it be possible for me to leave early?

Can I 〜 ?のような、直接的でインフォーマルな表現で許可を求めるか、それとも遠慮がちでていねいな表現を使うかは、親しさの程度や事柄の軽重によって異なります。

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