英単語あれこれ(22)執筆A.Y.》

doubt(つづき)

ところで語の意味については、もとのラテン語のもつwave in opinion, hesitate(意見がぐらつく、ためらう)を反映していますが、原義的には「2」を意味するduoに由来するdu-を含んでいて、「2つのものの間で決めかねる」ということなのです。

それが今日では「どうも信じきれない」「〜ではないのではないか」という消極的な態度を表わすようになりました。

I doubt him.は「言動が正しくないと彼を疑う」ことであり、I doubt it.は「まさか」という不信の表明です。

同じようにdu-を含む語にdubious(半信半疑の)がありますが、これも「二方向に動く、動揺する」というラテン語に由来しています。

myopia

-opiaは、「視力」または「視覚器官の状態」を意味する、ギリシャ語から借用の名詞語尾です。

nyctalopiaは「夜盲症」のことで、これはnight blindnessともいいます。

hemeralopiaは夜盲症とは逆の「昼盲症」のことです。

夜間あるいは薄明かりの状態では正常な視力があるのに、昼間あるいは強い光の下では視力が弱くなったり、まったく視力がなくなったりする厄介な病気で、day blindnessともいいます。

あるアメリカの眼科医が発表した説によれば、ルノアールの絵は描かれているものの輪郭がはっきりしませんが、これはルノアールがmyopia(=near sightedness;近眼)だったからだ、というのです。

ルノアールはあるとき眼鏡をかけてみたものの、あまりにもはっきりとものが見えるのでいやだと言って、二度と使用しなかった、という話をその眼科医は紹介しています。

myopiaの形容詞はmyopicで、his myopic viewpoint(彼の近視眼的なものの見方)というように比喩的にも用います。

おなじくその眼科医によれば、レンブラントは永い製作活動の中で自画像を100点ほど残していますが、それらを仔細に観察すると、レンブラントがpresbyopia(老眼)になっていく様子がよくわかるということです。

彼の初期の作品は細密でカラフルなのですが、時代が下るにつれて次第にfuzzy(ぼやけた)になり、黄色やオレンジが画面を支配するようになります。

これはスタイルの変遷ではなく、老眼が進んだためであるというのです。

人の眼は老いるにつれて細かいものが見えなくなり、眼のレンズがopaque(不透明な)になって、黄色いフィルターの役目を果たすようになるからです。

ちなみに、「白内障」は英語でcataract,「緑内障」はglaucomaといいます。


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