真剣に学習する人のみ募集 スパルタ英語・英会話のNCC綜合英語学院

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中級者編・耳よりな文法の話(1)執筆A.Y.》

「何番目?」の英語表現(1)

日常生活で浮かぶ数多くの疑問の一つに「何番目?」という疑問があります。

「何代目の大統領か?」「クラスで何番か?」など、日本語ではよく耳にしますが、これを英語で表現するには少々工夫が要ります。

なぜならこの「何番目?」に直接相当する英語の疑問詞は存在しないからです。

英米人は7つの疑問詞で日常起こるさまざまな疑問を表現しています。

なぜ7つで事足りているのかを考えてみると、実はこの中の1つに他の6つとは比べものにならないほど多種多様な疑問を表わすことができる語があることがわかります。それはhowです。

ここでhowが表現できる疑問の範囲について考えてみます。

1. How do you spell your name?(方法を問う)

2. How's your mother?(状態を問う)

3. How much does it cost?(程度を問う)

一般的には上のように、方法、状態、程度をたずねるのですが、1.と2.については、一面的にそれぞれ方法や状態をたずねるために用いられます。

ところが3.程度をたずねる場合になるといささか様子が異なり、決して一面的ではありません。

How far …? (遠さ)

How fast …? (速さ)

How long …? (長さ、時間)

How often …? (頻度)

もちろん程度をたずねているという点においては一面的であるともいえますが、よく観察してみると、この言い方はhowの直後にくる形容詞や副詞と一緒になって実に多くの種類の程度をたずねることができることがわかります。

また、howの直後にくる語はどんな語なのかを考えてみると、一言で言えば、比較級や最上級にできる語ということができるでしょう。

そもそも比較変化をする形容詞や副詞は程度の概念を含んでおり、その程度がどれくらいなのかとたずねるのが上述の言い方だからです。

したがって、この言い方が表現できる疑問の範囲は膨大です。

具体的に程度のhowの次にくることができる語はいったいどれくらいあるのかと問われれば、それは、比較級や最上級にできる語の数と同じだけある、ということになります。


耳よりな文法の話(2)」へ続く

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