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英語の比喩表現(82)執筆A.Y.》

on the nose

「鼻の上に」とは「ちょうど」「ぴったり」「わずかの狂いもなく」ということです。

これは、放送スタジオで、プロデューサーが番組進行を出演者にサインで知らせるとき、プログラムが計画どおりぴったりに進行しているときは指で自分の鼻の上を押さえたことからきています。

His description of the play really hit it on the nose.

(right) up somebody's street

「自分の住む通りをちょっと行った所に」とは「得意分野で」「お手のもので」「十八番で」あるということです。

文字通り、自分の住んでいる通りには精通していることからきています。

Carpentry isn't really up my street. I'd rather pay someone else to do it.

security blanket

「安全毛布」とは「幼児が安心感を得るために肌身離さず握りしめている毛布(枕・おもちゃなど)」のことで、そこから一般的に「安心感を与えるもの」「心を落ち着かせるもの」を表します。

1950年代に連載が始まったチャールズ・シュルツの人気漫画「ピーナッツ」(Peanuts)の中のライナス(Linas)が、しょっちゅう親指を吸い、赤ん坊用の毛布を手から離さないでひきずっていたことに由来しています。

He never goes anywhere without his hat - it seems to be his security blanket.

sit on the fence

「塀の上に腰掛ける」とは「どっちつかず(中立)の態度をとる」「日和見的な態度をとる」ことです。

これは、二つの土地を分ける塀の上に腰掛けたまま、どちらの側にも飛び降りようとしない人をイメージした表現です。

fence-sitterの形で人を表す名詞(日和見主義者)として用いることもあります。

この表現はさまざまに変形され、come off the fence(中立的立場をやめて一方の側につく)、come down on the right side of the fence(形勢を見たうえで旗色のいい方に味方する)のようにも使われます。

He criticized members of the committee for sitting on the fence and failing to make a useful contribution to the debate.

take the cake

「ケーキを取る」とは、皮肉な意味で「ずば抜けている」「抜群だ」「最高だ」「一番だ」、つまり「最低だ」ということです。

アメリカ南部の黒人の遊戯に由来する表現で、それは、賞品のお菓子(cake)の周りを二人一組になって円を描いて歩き、審判が最も優雅でオリジナルな歩き方をした組を選んで、これにお菓子を与えるという遊びです。

I've heard some pretty stupid ideas, but that takes the cake!


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