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英語の比喩表現(81)執筆A.Y.》

one's ears burn

これは「噂をされて耳がほてる」ということで、日本語の「くしゃみが出る」に相当します。

噂をされている人の耳がほてるというのは古くから信じられている迷信で、古代ローマの文人プリニウスも文章に書き残しています。

All this talk about Emma - her ears must be burning!

Were your ears burning? We were just talking about you.

have somebody on a string

「人にひもをつけている」とは「人を意のままに操る」「思いどおりに動かす」ことです。

人形劇で糸をつけた人形や動物を人形使いが自由自在に操ることに由来しています。

have somebody dancing on a stringとdancingを入れると意味が強調されます。

She can get him to do anything she wants - she's got him on a string.

in the soup

「スープの中に(入っている)」とは「まずい(厄介な)ことになっている」「苦境に陥っている」「困難な状況にある」ことをいいます。

この表現は、同意の表現in hot waterをユーモラスに変形したものといわれています。

in hot waterというのは、昔の宣教師が人食い人種に捕らえられて、釜の中でゆでられ人間スープにされて食べられたという故事に由来しています。

This team know that if they lose on Sunday, they'll really be in the soup.

knock somebody/something into a cocked hat

「たたいて三角帽子にする」とは、人について「たたきのめす」「こてんぱにやっつける」こと、物事について「すっかりだめにする」「台無しにする」ことです。

cocked hatとは「18世紀に流行した、つばを上にそらした礼装用の帽子」のことです。

帽子のつばを上方に折り曲げないで水平のままかぶることに慣れた人の目から見ると、それがあたかも殴り合いでゆがんだ帽子のように見えたことから、この表現が生まれました。

My mother is such a good cook she knocks everybody else into a cocked hat.

not know beans about something

ここでのbeanは「最小の小銭」を指し、I don't have a bean.(一銭もない、からっけつだ、一文無しだ)のように用います。

そのことからbeansが「ほんのわずかなもの」という意味になり、not know beans about somethingで「何も知らない」「これっぽっちも知らない」「全くの無知である」ことを表します。

同じように、not care a bean / beansは「全く気にしない」「無頓着である」「どうでもよい」ことです。

I don't know beans about computers - I've never even used one.


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