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日本語と英語の発想の違いに気をつけよう(2)執筆A.Y.》

「ゾウは鼻が長い」というのは「ゾウの鼻は長い」というのと同じですから、An elephant's trunk is long.とすれば一応英語にはなりますが、それでも英語的な発想ではありません。

一般に身体的な特徴は、英語ではhaveを使って表わすので、Elephants have long trunks.(ゾウは長い鼻をしている)とするのがいいでしょう。

日本語では「結果はどうでしたか」のように、「結果」や「原因」などの漢語を中心とした名詞で表現することが多いので、日本人が英語を話したり書いたりすると、What was the result?のような、どちらかというと堅苦しい感じの英語になりがちです。

これは、How did it turn out?のように動詞表現にしたほうが、くだけた、口語的な表現になります。

この相互関係を規則化するのはなかなか難しいことですが、漢語の名詞を使った日本語の表現の中には、英語の動詞表現に対応するものがかなり多いということは言えるでしょう。

日本語の「は」や「が」のついたことばを、すぐ英語の主語に結びつけることができないことが多いので、日本語を英語にする場合に、「は」や「が」があっても人を表わすことばを主語として補わなくてはならないことがよくあります。

例えば「今年は雨が多かった」というのは、英語にすると、We have had a lot of rain this year.となります。

また日本語では、いわゆる主語になることばが欠けている場合も多くあります。

例えば「カナダでは英語を話します」という日本語を英語にするには、人を表わすことばを主語に補ってThey speak English in Canada.のように言わなければなりません(もちろん受身にしてEnglish is spoken in Canada.としてもかまいません)。

以上、日本語と英語の発想の違いについて思いつくままにいくつか挙げてみました。

この問題は英語の学習上たいへん重要なものですが、日本語にすっかり慣れてしまっている私たちが短い期間で、すべての発想の違いについて学び、完全な英語の発想を習得することはかなり困難です。

しかし、英語として意味が通じなくなるような発想の違いについては、ぜひ気をつけていかなければなりません。

(終)

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