日本語と英語の発想の違いに気をつけよう(1)執筆A.Y.

発想というのは、一般的には何かを思いつくことを言いますが、ここでは、頭に浮かんだ考えをどのようにことばにして表わすかということを指していうことにします。

例えば、話をしている相手が突然笑い出したら、相手が笑った理由がわからないので、当然その理由を尋ねたいと思います。

その場合、日本人なら「何がおかしいの」とか「どうして笑うの」とか「何を笑っているの」とか言うでしょう。

一方英米人なら、"What's funny?"とか"Why do you laugh?"とか"What are you laughing at?"とか"What made you laugh?"とか言うでしょう。

このうちで最後の文は「何があなたを笑わせたのか」という言い方で、日本語ではふつうそういう言い方はしません。

このような場合に発想が違うというのです。

最後の文のような「無生物主語+他動詞+人目的語」という言い方は英語の特徴の一つで、日本語との大きな違いの一つです。

「何がおかしいの」に当たる英語には、日本語と同じ発想のものもあるので、それほど大きな問題にはならないかもしれません。

しかし、日本語の発想に合わせて英語を話すと意味が通じなくなるような場合については、よくよく注意しなければなりません。

今ここですべてを挙げることはできないので、そのうちのいくつかを紹介します。

日本語では「誰もそれを知らない」というように「知っている」という動詞のほうを否定にしますが、英語ではNobody knows it.のように、主語の名詞を否定にするのがふつうです。

直訳すれば「いない人がそれを知っている」というような、変な日本語になってしまいます。

また、日本語では「彼は来ないと思う」と言うところを英語ではI don't think he will come.と言うのがふつうです。

日本語では「彼が来る」という部分を否定するのに対して、英語では「私が思う」という先頭の部分を否定します。

「〜ではないと思う」という言い方は、thinkやbelieveなどを使うと、日本語と英語の間にはこのような違いが生じます。

「ゾウは鼻が長い」というのを英語ではどのように言うのでしょう。

日本語の「は」や「が」の使い方は複雑で、日本人でもうまく説明できる人は少ないと思います。

したがって、日本語を英語にするときに、「は」や「が」がつくものがすべて主語になると考えると間違いを犯すことになります。


日本語と英語の発想の違いに気をつけよう(2)」へ続く

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