お薦めペーパーバック(5)執筆A.Y.》

Jeffrey Archer

作家ジェフリー・アーチャーは、29歳で英下院議員に当選するも5年後に破産してやむなく辞職、一転して世界的ベストセラー作家になりました。

そんな彼の小説を二つ紹介します。

一つはFirst Among Equalsです。

これは、英下院入りを果たした同期議員3人が、首相の座をもとめて、長く熾烈な戦いを繰り広げる話です。

イギリスの政界に精通しているジェフリー・アーチャーの描写は克明で、保守党と労働党の政権交代やフォークランド紛争、マーガレット・サッチャーなど、実際の事件や出来事をストーリーに織り込んでいます。

また、イギリスの伝統や風俗、議会の習慣なども興味深く読めます。

全体として読みやすい英語で、政治に関心がある人もそうでない人も、ユーモアとウィットを楽しみつつ、登場人物のおりなす政治ゲームと人間模様の物語を楽しむことができます。

もう一つはA Matter of Honorです。

これは、現代のヨーロッパを舞台に、帝政ロシア時代のアイコンを求めて繰り広げられる、血みどろの追跡劇です。

わかりやすい英文と飽きない展開でぐいぐい読者を引っぱり、超大国のスパイ合戦と宝探しを楽しませてくれます。

Sidney Sheldon

作家シドニー・シェルダンは、「超訳」という不思議な言葉で一時日本を席巻した超ベテラン作家です。

ある書評誌によれば、彼の小説はデビュー以来31年間で3億冊以上売れているということです。

まさに世界No.1のスーパー・ベストセラー作家と言えるでしょう。

3億冊のスタートとなった、彼のデビュー作The Naked Faceを発表したとき、彼はすでに52歳になっていました。

作家として世に出るまでに、たくさんの下積みの仕事を経験した後、ハリウッドでシナリオ・ライターとして数々のヒット作を手がけています。

あるインタビューの中でシドニー・シェルダンは、「好調の秘訣は何ですか」という問いに、その理由は自分の創造するキャラクターにある、と答えています。

さらに、「どの作品もみな似ているとの批評もありますが」という記者の質問には、「批評家など目じゃない。

3億冊以上売れているのがすべての答えだ」と言っています。

彼の小説が幅広い層に親しまれる人気の秘密として、語り口の見事さがあるのですが、驚くべきことに、彼の小説はデビュー以来すべて秘書の女性に口述筆記させたものだということです。

だからこそ、平易な言葉で語られたシドニー・シェルダンの物語は読者の心に自然な形で流れ込んでくるのでしょう。

外国の書評でよく使われる「読み始めたら、最後までとまらない」というフレーズがぴったりの作品がThe Other Side of Midnightです。

これは、戦前から戦後という大きな激動の時代の中で華麗に繰り広げられる、二人の女性の、サスペンスにあふれた波乱万丈の物語です。

かなり分厚い小説ですが、英文はわかりやすく、すらすら読めます。

彼の他の作品同様、よい意味での通俗性と娯楽性をそなえた作品です。

(終)

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