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コミュニケーションの上手なとり方(12)執筆A.Y.》

意見の述べ方、反論の仕方(2)

遠慮せずに反対意見を出すのが欧米式の議論とはいっても、相手の言ったことに反論するときに、I disagree./I don't agree./I can't agree with you./I don't like your idea./I don't think so./You are wrong./You are mistaken./That's not true.というような、直接的で、相手をピシャリと否定するような言い方はマナーに反します。

一般的には英語のコミュニケーションは日本人が思うほど直接的、攻撃的の一点張りではありません。

言うべきことはしっかり言う、しかし相手を不快にしないおだやかな言い方でという工夫がなされるのも英語の現実です。

ものはいいようです。

相手の意見に反対であるにしても、I'm not so sure I agree./I'm not so sure about it./I'm not really sure you are correct./I doubt 〜./I'm not convinced 〜./I'm afraid I just don't see it.のような表現を使えば、「さあ、どんなものでしょうか」というニュアンスの、おだやかな反論になります。

また、Do you really think so?/Are you sure about that?/Why do you think so?のように、「本当にそう思うのですか」と軽く疑問を呈するかたちを使っても、おだやかに反論することになります。

それから、相手の意見に反論するときのもう一つのマナーとして、意見の衝突をやわらげるためのクッションをはさむこともあります。

相手の意見に真っ向から反論すれば、余計に反発をつのらせるだけです。

ですから、That may be true, but I think 〜/You may be right, but in my opinion 〜/I understand what you mean, but don't you think 〜/I see your point, but I feel 〜/There's some truth in what you say, but 〜のように、「おっしゃることはごもっともですが…」と、まず相手の言うことを受け入れるのです。

「英米人と各種の交渉をする場合、日本人は早く相手との共通部分を発見してそれらを積み重ねて合意に達しようとするが、英米人は相手との間に意見や考え方の違いがあって当然だと考え、まずその違いを明確にし、続いて共通点を探したり相手を説得したりするのがふつう」だそうです。

「あなたと私は意見が違って当然、だから意見を交換しましょう」という発想なのです。

英米社会では、意見が違うことに合意するというのが当たり前のことであり、それが社会を活性化すると考えられているようです。


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